管理栄養士国家試験と研究と私 -33ページ目

管理栄養士国家試験と研究と私

管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

白血球粘着能の上昇により血液流動性が低下、すなわち血液粘度が低下したため、脳血管疾患のイベント発生率が上昇した。

とかいうとかっこいいかもしれないかお

でも・・・

白血球がベタベタしてしまって、血液がドロドロになって、脳卒中の危険性が高くなったんだよ。

と言った方が分かり易いと思うかお

学会では、何故が分かり難い言葉を使う。
正確に表現するために、どうしても分かり難い言葉になってしまうのは仕方がないけれど、分かり易い言葉があるのなら、分かり易い言葉の方が良いと思うニコニコ
糖質制限をすると体重が減ります。
すぐ減ります。

まずは、肝臓や筋肉のグリコーゲンがすごく減ります。
グリコーゲンは水と一緒に存在しているので、グリコーゲンが減るという事は水も一緒に減るわけで・・・
そうすると、数日で1~2kgくらいは体重が軽くなると思います。

糖質制限をすると、インスリンあまり分泌されなくなります。
インスリンは、栄養素を身体にため込むためのホルモンですから・・・

糖質制限をしてインスリンの分泌量を減らせば、
体脂肪の合成も減るので、やっぱり痩せます。

さて・・・

私が糖質制限を心配する理由は2つあります。

1つめ
グリコーゲンがからっぽになってしまうので、運動する人がやったら疲労感はんぱないんじゃないかな?ってことです。
特にジョギングやマラソンをやってる人が糖質制限してもいいものだろうか?
急に動けなくなったりしない??

2つめ
インスリンの分泌が減るという事は、体たんぱく質の合成も低下するということです。
筋肉が落ちてしまわないのかな?
お年寄りが転び易くならないのかな?


なんて思うのです。

あ・・・
今度学会にいったら、その辺りのこと聞いてみようかな??

糖尿病による合併症を防ぐためには、血糖値を低く保つ事が重要なのはよく分かりますが、血糖値を低く保てば健康で長生き出来るのか?とはまた別問題かな、と。

もちろん、すごく血糖値が高い方は、まずは血糖値を下げないといけないとは思いますけどかお

ちなみに・・・
糖尿病の治療法の1つとして糖質制限は有効である。とは思っていますかお







初めての学会発表のこと、とても良く覚えていますかお

だいたい15年前のことでした。
名古屋で開催された学会。

それはそれは緊張しました。

足は震え、手も震え、声はやたらとでかく、汗だくで・・・

浅側頭動脈(こめかみのところの動脈)が脈打ち、そのせいでメガネの鼻の部分がカチャカチャ鳴って、それで余計に緊張して・・・

もうそれはそれは、無様な感じショック!

あれから、もう何回も学会発表をしています。

それでも、今も学会発表する時は緊張します。
学会発表だけじゃなくて、人前で話す時はいつも緊張します。


人前で話すときに緊張してしまって困っている皆さん。
緊張するのは当たり前です。
でも、100回くらい人前で話せば、必ず慣れます。
必ず慣れますが、やっぱり緊張します。
そんなものかな~って思いますニコニコ