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管理栄養士国家試験と研究と私

管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

先日、こっそり!?鮨を食べにいきましたべーっだ!

そしたら、バチがあたったのか・・・
下唇をがりぃぃぃぃショック!!!
と噛んでしまいまして・・・

現在、下唇にでっかい口内炎が2つ出来ていますしょぼん
いたいよ~しょぼん

んで・・・
ちょっと思ったのですが、
アメリカ人が私と同じように口内炎になったとします。
下唇にでっかい口内炎。

そしたら、どうやって、下唇を噛む単語を発音するんだろう!?

Fatって言いたいのに、Hutになってしまわないのかなはてなマーク

心配で心配で夜しか眠れませんえっ

おはようございます。
三連休最終日です。

11月22日は「いい夫婦の日」
11月23日は「勤労感謝の日」
11月24日は「連休最終日ドクロ
で、今日は25日!!

さて、今週もいっちょ頑張りますかシラー


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コレステロールに関する記述である。正しいのはどれか。

(1)コレステロールは、甲状腺ホルモンの前駆物質である。
(2)血液中のコレステロールのうち、エステル型は30%以下である。
(3)コレステロール合成の律速酵素は、コレステロール-7α-ヒドロキシラーゼである。
(4)小腸に分泌される胆汁酸の再吸収率は、50%以下である。
(5)コレステロールは、胆汁酸合成の原材料である。
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正解は・・・(5)です。


×(1)甲状腺ホルモンの前駆物質は、チロシンです。
甲状腺ホルモンには、トリヨードサイロニン(T3)、チロキシン(別名サイロキシン)(T4)があります。
これを知っていると、甲状腺ホルモンの材料がチロシンということも納得ですねニコニコ

コレステロールは名前からも想像できるとおり、
ステロイドホルモンの材料
となります。


×(2)コレステロールのほとんどは、エステル型です。
コレステロールには、エステル型と遊離型があります。
血液中のコレステロールの70%はエステル型です。
ちなみに、遊離型コレステロールは、細胞の膜の安定化などに役立っています。


×(3)コレステロール合成の律速酵素は、HMG-CoA還元酵素(レダクターゼ)
コレステロール分解(胆汁酸を作る)の律速酵素は、7α水酸化酵素(ヒドロキシラーゼ)です。


×(4)小腸に分泌される胆汁酸の再吸収率は、約95%です。
つまり、ほとんど再吸収されるということです。

肝臓で作られた胆汁が胆のうに貯められて、胆のうから十二指腸(小腸)に胆汁が分泌されます。
この胆汁が回腸(小腸の下の方)で再吸収されて肝臓に戻る・・・これを腸肝循環といいます。

ちなみに、昨日のブログの消化管ホルモンの中で出てきた「コレシストキニン」。
このコレシストキニンが胆汁の分泌を促してくれるんでしたね。



◯(5)コレステロールは、胆汁酸合成の原材料です。
(3)の解説と重複しますが、コレステロールから胆汁酸がつくられる過程の律速酵素は、7α水酸化酵素です。



今解いた問題の関連する部分から、過去に勉強したことの確認を少しする。
それだけで知識の定着度がぐんとアップします。

小さな積み重ねが大事ですニコニコ






今日は・・・

消化管ホルモンのお勉強ですニコニコ

消化管ホルモン4つ覚えましょう。

ガストリン
グレリン
コレシストキニン
セクレチン

このうち、
胃から分泌されるホルモンは・・・
ガストリンとグレリン

十二指腸から分泌されるホルモンは・・・
コレシストキニンとセクレチン

ですね。

ガストリンの働きは胃酸の分泌
グレリンの働きは食欲亢進
コレシストキニンの働きは胆汁分泌
セクレチンの働きは重炭酸イオン(アルカリの液で、胃酸を中和します)の分泌

ですよニコニコ

以上かお