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なかなか伸びない…を得点に! ~人体と臨床栄養学~
一人で勉強しているとなかなか理解しにくい肝臓・腎臓などの働きと疾患、
消化器や循環器など、人体~と臨床の基礎固めを行ないます。
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8月10日(土)13時~17時 池袋にて
http://kokucheese.com/event/index/100289/
早割は今日までです
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昨日に引き続き・・・
管理栄養士国家試験対策講座の実況中継です。
8月10日のセミナーはこんな感じで開催します
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リポたんぱく質とその代謝に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)アポたんぱく質Bは、HDLの主な構成たんぱく質である。
(2)VLDLの主な合成の場は小腸である。
(3)LDLの主な脂質成分はトリグリセリドである。
(4)コレステロールエステル転送たんぱく質は、コレステロールをエステル化する。
(5)リポたんぱく質リパーゼは、トリグリセリドを加水分解する。
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昨日の記事を読んでから、次に進んでくださいね
ところで、リポたんぱく質リパーゼのリパーゼとはなんでしょうか?
リパーゼとは脂質を分解する酵素です。
そして、一般には「トリグリセリド」を分解する酵素だと認識してください。
リン脂質を分解する酵素もありますが、
それは「ホスホリパーゼ」と呼ばれています。
ホスホというのは、リンという意味です。
さて、リパーゼといったら覚えておきたいリパーゼが3つあります。
1つめはリポたんぱく質リパーゼ。
2つめはホルモン感受性リパーゼ。
3つめは膵臓リパーゼです。
それぞれの違いは言えますか?
とりえあえず、リポたんぱく質リパーゼも、ホルモン感受性リパーゼも、
膵臓リパーゼも、トリグリセリドを分解する酵素です。
では、それぞれの違いは?
リポたんぱく質リパーゼは、毛細血管に存在し、
リポたんぱく質に包まれて血中を運ばれているトリグリセリドを
分解する酵素です。
分解されたトリグリセリドは細胞に供給されます。
ホルモン感受性リパーゼは、内臓脂肪や皮下脂肪などに存在し、
脂肪細胞中のトリグリセリドを分解する酵素です。
分解されたトリグリセリドは遊離脂肪酸となって血中を運ばれて
(アルブミンとくっついて運ばれます)、
どこかの細胞のエネルギーとなります。
ホルモン感受性リパーゼの「ホルモン」はアドレナリンのことですよ。
アドレナリンがでると、貯蔵脂肪の分解が進むってことですね。
アドレナリンは、あるアミノ酸から作られますが覚えていますか?
アドレナリンの材料はチロシンです。
チロシンの脱カルボキシル基反応によって生じるのはド―パですが、
ド―パがドーパミン、ノルアドレナリンと代謝された後に、
アドレナリンになります。
ここでは説明しませんが、アミノ酸の脱カルボキシル基反応、
復習しておきましょうね。
膵臓リパーゼは、膵臓で作られて十二指腸に分泌され、
食べたトリグリセリドを分解する酵素です。
分解されたトリグリセリドは小腸から吸収されます。
さてさて、ここで話を変えますよ。
インスリンってご存知ですよね?
膵臓のβ細胞で作られるペプチドホルモンです。
インスリンは「水溶性なのでその受容体は細胞膜に存在する」
ということもよく出題されるので覚えておきましょうね。
ちなみに、水溶性ホルモンが「細胞膜の受容体にホルモンがくっついた」
という情報は、
カルシウムイオンやサイクリックAMP(cAMP)などの
セカンドメッセンジャーによって核にまで届けられるんですよ。
このインスリンの役割はご存知ですか?血糖値を下げる?
う~ん。半分正解です。
国家試験で問題を解くためには
「インスリンはため込むホルモンである」と覚えておきましょう。
インスリンって食後に出ますよね?
つまり、インスリンは
「食べたものを身体にため込むために分泌されるホルモン」なんです。
国家試験で「インスリンが分泌されたら…」という問題が出たら
「ため込むホルモンが出たら…」と置き換えてくださいね。
さらに、「食後…」という問題が出たら
「インスリンが出たら…」と置き換えてください。
最初はちょっととまどうかもしれませんが、
インスリンを「ため込むホルモンである」と覚えておくと、効果は絶大ですよ。
さて、では問題です。
1.インスリンはリポたんぱく質リパーゼの活性を高めますか?
2.インスリンはホルモン感受性リパーゼの活性を高めますか?
3.インスリンはグリコーゲン合成酵素の活性を高めますか?
わかりますか?適当に解いてはいけませんよ。
インスリンはため込むホルモンですよ~。
では解説します。
1.
リポたんぱく質リパーゼは、
キロミクロン中のトリグリセリドを分解して細胞に引き抜きますよね。
言い換えれば、食べたトリグリセリドを細胞にため込むということになります。
したがって、インスリンはリポたんぱく質リパーゼの活性を高めます。
2.
ホルモン感受性リパーゼは、
脂肪細胞を分解してエネルギーに変えるための酵素です。
これはため込みではなく、発散です。
つまり、インスリンはホルモン感受性リパーゼの活性を低下させます。
3.
グリコーゲンは、私たちが筋肉や肝臓にたくわえている、
中期的なエネルギー源です。
グリコーゲン合成酵素は、エネルギー源を合成する酵素ですから、
インスリンによって活性は高まります。
どうですか?出来ましたか?
あと何問か問題にあたれば、インスリンの問題はばっちりになると思います。
ところで、グリコーゲンって何かちゃんと説明できますか?
グリコーゲンは、グルコースがたくさんつながったものです。
つながり方は枝分かれ構造をとっており、
アミロペクチンとよく似た構造をとっています。
そしてグリコーゲンは筋肉や肝臓に存在しています。
私たちの身体の中で、
最も沢山のグリコーゲンをたくわえている場所は筋肉ですが、
最も高濃度でたくわえている場所は肝臓です。覚えておきましょう。
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