はじめての栄養学(消化と吸収) | 管理栄養士国家試験と研究と私

管理栄養士国家試験と研究と私

管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

はじめての栄養学ニコニコ


第1回目の今日は「消化と吸収」のお話です。


栄養を考える上で絶対にはずせないのが「消化と吸収」です。


ある特定の食品成分が、ある機能を持っているとします。


もうちょっと具体的に言えば、

あるポリフェノールが膵臓がんの細胞を死滅させる効果があるとします。


この時に考えなくてはならないのが、消化と吸収なんです。


このポリフェノールが本当に膵臓がんに効くためには


1.ポリフェノールが消化されてはいけない

消化というのは、食品成分が生体内でバラバラにされることです。バラバラにされてしまったら、効くわけないですもんね。


2.ポリフェノールが吸収されなくてはならない

吸収というのは、血液中に出てくるということです。血液中に出てこなかったら、膵臓まで届きませんからね。


3.ポリフェノールが膵臓に届く必要がある。

そりゃぁそうです。膵臓がんに効くためには、膵臓に届く必要があります。


4.膵臓でのポリフェノールの濃度が充分に高い必要がある。

膵臓までポリフェノールが届いたとしても、濃度が薄すぎたら効きません。


これら1~4まですべてを満たして、やっと

あるポリフェノールが膵臓がんに良い!と言えるわけです。


というわけで、栄養を語るとき、

食べ物が消化されるのかな?吸収されるのかな?ということを考えるのはキモになるんですよかお