食塩を全く食べないとして・・・ | 管理栄養士国家試験と研究と私

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管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

先日京都で開催された病態栄養学会に参加してきましたニコニコ

ついでに発表もしてきました得意げ


今日は、病態栄養学会で勉強になったことその1です。


私たちって、食塩の過剰摂取は心配しますよね。

高血圧や胃がん、腎臓疾患などのリスクを高めますので。


食塩の摂取は、男性で1日9グラム以下、女性で7.5グラム以下に抑えましょう。

(↑これ国家試験にでますよ)


というのが目標量です。

しかし!

現実問題、この男性で9グラム以下、女性で7.5グラム以下というのは、非常に厳しいプンプン


例えば、カレーうどんを汁まで全部飲み干せば、だいたい食塩9グラムを超えてしまいますえっ

普通に外食すれば、1食で6グラム程度にはなりますえっ


ですから、食塩は過剰摂取だけ気にしておけばいいんです。


過剰摂取だけ気にしておけばいいのですから、摂取不足のことなんて考えてもみませんでしたシラー


で、病態栄養学会で、摂取不足について少し勉強しました。


日本人の食塩の推定平均必要量は1.5グラムです。

つまり、1.5グラムくらいの食塩を食べておけば、半分くらいの人は不足しない、ってことです。


で、この1.5グラムはどの程度かといえば・・・

まったく調味料を使わずに料理をした食事をしても満たされる量みたいです。

食事の素材だけから得られる食塩は、1.5~2.0グラムなんですって。

元々、どんな食べ物にも食塩(正確にはナトリウム)は含まれていますから、そのまま食べるだけでいいんですね。


(実際は、お塩をふったり、醤油をたらしたりした方がおいしいですけどぉ。)


へぇ~~って思いました。

勉強になりましたニコニコ


勉強は楽しいです。