おはようございます![]()
私のお正月の楽しみは、箱根駅伝。
今年はどうなるんでしょうね?!
箱根駅伝をみる前でも、合間でも、ゴール後でも、
そういうスキマ時間にちょこちょこっと頭に入れておくのが大事ですよ。
走るのはつらいけど、ゴールしたら気持ちがいい。国家試験も、最後に合格すれば、気持ちがいい![]()
では、私たちからのお年玉第二弾?ということで(笑)
2013年最初の過去問解説です。
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脂質代謝に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) 食事直後には、脂肪組織におけるトリアシルグリセロールの分解が亢進する。
(2) 食事直後には、カイロミクロン(キロミクロン)のコレステロールが脂肪組織に取り込まれる。
(3) 食事直後には、血中遊離脂肪酸濃度が上昇する。
(4) 2日間の絶食によって、血中のケトン体濃度が上昇する。
(5) 1日の絶食によって、肝臓では、脂肪酸からのエネルギーが低下する。
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正解は… (4)です。
この問題、結構いい問題です。
脂質代謝、リポたんぱく質、食事直後…
キーワードが沢山ありますね。
×(1) 食事直後といえば…インスリンが分泌されて、身体にためこむ!!
ですよね。食後、インスリン、糖質を食べたら…の3つは置き換えて問題を解くことができますよ。
食事直後には、身体はため込もうとしているはずなので、脂肪組織におけるトリアシルグリセロールの合成が亢進します。分解が亢進するのは、空腹時ですね。
×(2) 油を食べたらどうなるか?ということがわかっているか?を問う問題ですね。
食べた油(トリグリセリド)は、キロミクロンというリポたんぱく質に包まれます。
では、どうしてキロミクロンに包まれるのか?
身体の必要なところにトリグリセリドを運ぶには、血液を流れていく必要がありますよね。でも、油と水(血液)は分離してしまうので、トリグリセリドそのままでは、うまく運んでもらえません。そこで必要なのが、リポたんぱく質なんです。
食べた油はキロミクロン
体内で合成(肝臓)された油はVLDL
に取り込まれて血液中を運ばれるんですよ。
…では、話を戻します。
食後、トリグリセリドはキロミクロンに包まれて必要な細胞まで運ばれて、毛細血管に存在しているリポたんぱく質リパーゼによってトリグリセリドが細胞に引き抜かれます。この問題では、食後、脂肪組織にトリグリセリドが取り込まれるということになります。キロミクロン中にはコレステロールエステルも含まれますが、トリグリセリドが多くて、コレステロールが少ないということも覚えておきましょう。
×(3) 遊離脂肪酸は、空腹時や運動時に、ホルモン感受性リパーゼによってトリグリセリドがグリセロールと脂肪酸3つに分解されてできます。
食後に血中で増えるのは、中性脂肪(トリグリセリド)です。このトリグリセリドは、キロミクロンによって運ばれている、ということです。
○(4) 絶食状態が続くと、血中のケトン体濃度が上昇します。
長期の絶食によって糖質が足りなくなると、脂質をエネルギー源にします。
脂質からエネルギーを得る方法は、β酸化。
脂肪酸のβ酸化によってエネルギーを産生することができますが、一緒にケトン体というカスみたいなものができてしまいます。
このケトン体は、酸性の物質なので、血中のケトン体濃度が上昇しすぎると、ケトアシドーシスになります。
絶食だけでなく、糖尿病でもケトアシドーシスになりやすいということも覚えておきましょう。
×(5) (4)の解説と同様です。
絶食して主なエネルギー源である糖質が不足すると、脂質からのエネルギー産生(β酸化)が亢進します。
ふむふむふむ!
1つ1つ自分で説明できましたか?
今日の問題は基礎栄養学です。
基礎栄養学で絶対に落としてはいけない問題です。
いよいよ国家試験まであと約3か月。
焦りや不安も多い時期だと思います。
まずは、こういう基礎的な問題をひとつひとつ確実に
自分のものにしていきましょう。
今年も一緒に、
楽しく勉強していきましょうね![]()