代謝が良いって何?代謝が良いのは冬です! | 管理栄養士国家試験と研究と私

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管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

ダイエットで良く話題になる「代謝がよい」というフレーズ。


まずは、「代謝がよい」という言葉はとてもあやふやな言葉です。


というのも、代謝というのは、

「生体内の細胞で行われているすべての化学反応」のことを示すからです。


生体内の細胞で行われているすべての化学反応ですから、

痩せることも、太ることも、代謝です。


というわけで、「代謝が良いと痩せる」という表現は、正確な表現ではないんですね。


では、一般に、ダイエットの時に使われている「代謝がよい」というのは、どういうことなんでしょうか?


それは「基礎代謝が高い」ということです。

基礎代謝というのは、簡単にいえば、寝ているだけでも消費するカロリーのことです。

寝ているだけでも消費するカロリーが高いということは、太りにくいってことですね。


で、この基礎代謝を高める方法で、最も簡単なものは・・・

筋肉をつける!です。(管理栄養士国家試験でも良く出題されます)


ですから、ダイエットをして筋肉を落とすと、当然痩せにくい身体になります。


そして、もう1つポイントは・・・


同じカロリーを食べていれば、痩せやすいのは夏よりも冬です!!

何故なら、冬の方が体温を保つために、カロリーを消費するからです。

(これも、管理栄養士国家試験で良く出題されます)


なんとなく夏の方が基礎代謝が高そうですが、基礎代謝が高いのは冬。

今日は、基礎代謝のお話でした。