糖質制限食は是か?否か?(私の考え) | 管理栄養士国家試験と研究と私

管理栄養士国家試験と研究と私

管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

糖質制限食ってのがありますよね。


糖質を食べなければインスリンが出ないから太らない。


人類の400万年の歴史上399万年は糖質制限食だったんだから、人類には糖質制限食が合っている。


脂質だって脳のエネルギー源になるのだから、糖質をとらないことによる脳のエネルギー不足は心配しなくてもいい。


なんていう考えももあるらしいのですが、私の考えでは・・・


そもそもインスリンは食べた物を身体にため込むためのホルモン。インスリンを出さないことが良いとは思えない。食べた物はちゃんと身体に蓄えられるべきだ。


人類の歴史において、399万年がどうだったかは知らないけれど、その399万年間の人たちってそんなに長生きだったの?健康だったの?と思う。


確かに脂質が分解された時の生じるケトン体は脳のエネルギーになる。でも、やっぱり脳は糖質(ブドウ糖)を優先的にエネルギーにするのだから、脳のエネルギーは糖質の方が良さそう。それに、赤血球のエネルギー源は糖質(ブドウ糖)だけですし、白血球のエネルギーも主に糖質なのですから、やっぱり血液中の糖は大切。


そして・・・

脂質からばかりエネルギーを摂取した場合、大腸癌とかのリスクは上がらないの?

たんぱく質からばかりエネルギーを摂取した場合、高齢者や幼児は腎臓に負担はかからないの?


なんて思うので、私の考えでは糖質制限食を積極的に推進するのにはなんとなく反対です。


とはいえ・・・糖尿病の方とか糖尿病になりそうな方はたぶん別です。

糖尿病の方って、とにかく血糖値を下げなくてはならないんですよね?

だったら、糖質制限食も有効なのかもしれないと思います。


というか、そもそも糖尿病の人って、血液中の糖を上手に使えないんだから、糖質制限食で血糖値を低く保つことは、なんかすごく有効な気もします。