卵を食べるとコレステロールが高くなるの? | 管理栄養士国家試験と研究と私

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卵を食べるとコレステロールが高くなります・・・って噂があります。


この噂は本当なのでしょうか?

結論から言うと、半分嘘です得意げ


何故、卵を食べるとコレステロールが高くなると言われているのでしょうか?

それは、卵の中にコレステロールが沢山含まれているからです。


とはいえ、コレステロールが沢山含まれている食品はほかにも色々あります。

牛肉だって、豚肉だって、アジだって、サンマだって。


なのになぜか卵だけが悪者?なんかかわいそうしょぼん


とりあえず卵の名誉のために・・・

1日1個卵を食べても、コレステロールは上がりませんし、動脈硬化などのリスクも高まらないことは証明されています。


では、なぜコレステロールを食べてもコレステロールは上がらないのでしょうか?

それは、私たちの身体の中にあるコレステロールの70~80%は肝臓で合成されているからです。

さらに、肝臓の偉いところは、身体の中のコレステロールが上がると合成をゆっくりにして、身体の中のコレステロールが足りなくなると合成を早くするところ。


なんにしても、1日1個の卵は悪者ではない!というお話でした。