血液サラサラの嘘と真実 その4 | 管理栄養士国家試験と研究と私

管理栄養士国家試験と研究と私

管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

前回は、

魚を普段から食べている人は血液がサラサラの傾向がある。

魚の油(DHAやEPA)自体が、サラサラした油である。

というお話をしました。


今回は、この魚の話をもう少し深めていきたいと思います。


魚のサラサラの油(DHAやEPA)を食べると何が良いのか?


答えは2つです。


1つ目音譜

これらのサラサラの油が赤血球に取り込まれて、赤血球自体の変形能が高まります。

赤血球の柔軟性が高まる!と言い換えることができます。

赤血球はとっても小さいのですが、赤血球の通り道である毛細血管は、このとっても小さい赤血球の直径よりもさらに細いんです。

だから、赤血球はぐにゃぁ~っとつぶれながら毛細血管の中を移動していきます。

よって、赤血球の柔軟性が高いということは、血液の流れが良くなる、血液がサラサラになる。ということにつながります。


2つ目音譜

これらの油のおかげで、血を固める物質(血小板)の働きが抑えられます。

よって、血液がサラサラになります。



以上2つの作用によって、魚を食べると血液がサラサラになる。

というのが理屈です。


また実際に、普段から魚を食べている人は血液がサラサラになる傾向があります。


「よし!では、今日から、DHA入りのサプリメントをとって血液をサラサラにしよう!」

とお考えの場合は、ちょっとまってください。


とりあえず、明日の記事を読んでから。

明日まで待ってくださいね。





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