「直ちに健康に悪影響をおよぼさない」とか言わないで欲しい その1 | 管理栄養士国家試験と研究と私

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管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

最近少し聞かなくなりましたが、「直ちに健康に悪影響をおよぼさない量です」って、なんかイライラしませんか?



歯切れが悪いというか、責任逃れっぽくありません?特に小さなお子さんをお持ちの方は心配が尽きないのではないでしょうか。

今は大丈夫かもしれないけど、将来,“がん”になるのでは??



そこで、今回のテーマは「直ちに健康に悪影響をおよぼさない その1」です。



ただ、1つ問題が…。

実は私も「直ちに健康に悪影響をおよぼさない」が何を意味するのかはっきり解らないのです。

なんと頼りにならないことか!?などと思わずに読み進めて頂けたら幸いです。



ところで、なぜ放射線を浴びてはいけないのでしょうか?

いや、別に浴びても良いのです。

私たちは、ずっと昔から、先祖代々、毎日、あっちからもこっちからも放射線を浴びています。

ですから、私たちには放射線から身体をまもる機構がしっかりと備わっているのです。風邪をひいても治るのと同じです。



では、なぜ近頃問題なのか?

それは、「浴びる放射線の量が多そう」だからです。

浴びる放射線の量が多いとどうなってしまうのでしょうか?



少し難しい話になりますが…

放射線を浴びると、細胞の核に詰まっている遺伝子が壊れてしまいます。

遺伝子というのは「身体を作る設計図」のことです。

料理におきかえてみれば「レシピ」ですね。



では「レシピが壊れる」って、どういうことなのでしょうか?



例えば、初めて「豚の角煮」を作ろうとする人がいるとします。

レシピには「なにがしなにがし…醤油と砂糖を加えて…」と書いてあります。

うん。おいしい「豚の角煮」が出来そうです。



しかし、放射線によって、このレシピが傷ついたとします。

すると「なにがしなにがし…チョコレートとラムネを加えて…」となってしまうのです。

どうですか?おいしい訳ありませんよね?

「とんでもない豚の角煮」が出来上がります。

この「とんでもない豚の角煮」が“がん”です。



繰り返しになりますが、

だからと言って、そう簡単に“がん”にはなりません。

私たちには放射線から身体をまもる機構がしっかりと備わっていますから。



長くなりました。ごめんなさい。今回はここまでにしたいと思います。



次回は「直ちに健康に悪影響をおよぼさない」について、具体的に考えていきたいと思います。

また月曜日。





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