今日は灘の過去問を生徒に指導していました(受験学年じゃないよ)
こんな問題です。
800m走の記録20人分を計算機を使って計算するとき、2分12秒のときは2.12, 1分56秒のときは1.56, 2分3秒のときは, 2.03と入力したために、合計が40.40となった。この20人のうち4人は1分台, 残り16人は2分台の記録であった。この20人の記録の正しい平均は?
よく保護者の方から、うちの子、文章題ができないんで国語力がないんですよね。
と言われますが、
長年指導してきた僕からすれば、国語力まったく関係ないです。
いとも簡単に解く算数オリンピックメダリストたちで国語ができない生徒を何人もみてきましたから・・・・
こういった問題を解く鍵は、問題をきちんと理解することです。
○分●秒のうち、○分の部分はもう示してくれるわけです。
4×1+2×16=36分が20人の合計です。
よって、40.40-36=4.40が●の合計です。
当然、4.40ではなく440になりますね。
あとは、分と秒でそれぞれ平均を求めて、
36÷20=1.8=1分48秒
440÷20=22秒
合計2分10秒となります。
というように、問題に書かれていることを正確に理解し、何を求めるのかを瞬時に理解する必要があります。
もちろんこんな計算をしたことはないので、
これってどういう意味かを考えないといけません。
これが国語とは大きな違いです。
国語の文章が「みたことない」ということはないんです。
新しいルールもありません。
ですが算数、数学は新しいルールをみて、
これってこういうことだよな。と判断することが必要です。
まさにその本質を問われているのです。
では、こういった力はどうすれば身につくのでしょうか。
結論から言うと、
「難しい問題をたくさん解く」ことではありません。
・何が与えられているのか
・何を勘違いしやすいのか
・自分は今、どこで止まっているのか
これを一問一問、言葉にして確認する経験が必要です。
実は、多くの子がつまずくのは
「計算」でも「文章」でもなく、
問題の意味を自分で解釈する場面です。
ところが学校や集団授業では、
どうしても
「はい、ここはこう考えます」
と先生の解釈が先に示されてしまいます。
それで解けた“気”にはなる。
でも次に似た問題が出ると、また止まる。
これを何年も繰り返してしまうんですね。
マスラボでは、
すぐに解法を教えることはほとんどありません。
「この2.03って、どういう意味だと思う?」
「1.8分って、何分何秒?」
「その違和感、いいところに気づいたね」
そんなやり取りを通して、
問題を自分の言葉で理解する力を育てています。
だから、
受験学年でなくても
灘の過去問のような問題を扱います。
「解けるようにする」ためではなく、
考え方を育てるためです。
もし、
・文章題になると急に止まる
・説明を聞くと分かるが、次は解けない
・「センスがないのかも」と感じている
そんな状態なら、
それは才能の問題ではありません。
考え方のトレーニング不足なだけです。
体験授業では、
点数や学年よりも
「どこで、なぜ止まっているのか」を一緒に見ます。
無理な勧誘は一切しません。
まずは一度、
お子さんの“思考のクセ”を見に来てください。
算数は「才能」ではなく「理解の積み重ね」です。
その積み重ね方を、マスラボでは大切にしています。





