塾の先生をしていて
嬉しかったことはなんですか?

と言われたら

もちろん志望校に合格することは嬉しいことかもしれませんが、

受験の半分は運と縁なので、
嬉しいことではありますが、
それよりも嬉しいことがあります。

それをベスト3形式でお話しします。

第3位は
勉強が楽しい、面白い

とマスラボにきて思ってくれることです。

受験体験記でも
多くの生徒が、勉強が楽しくなった。好きになった。と言ってくれます。

まずはこれが塾の目的でもあります。ただ正解、不正解を争うのではなく、自分がわからなかった問題がわかるようになる喜びはやっぱりいいものだと思います。

あぁなるほど、そういうことだったのかと目から鱗になると人間はますます学びたくなりますよね。

第2位は

間違いを恐れず、手を動かせるようになる

これができるようになるとすごい成長を感じます。よく入会面談で、うちの子内気で先生に質問できるかどうか不安です。

と相談されますが、それは質問の仕方を知らないからです。こんな質問をしてバカにされたらどうしようとか思う必要はありません。どんな質問でも丁寧に答えます。最初のうちは・・・・

受験学年になると、だんだん丸投げの質問は一刀両断していきます。考えてないのに質問するなと結構厳しくいいます。

それはそれで苦しい時間ですが彼らはそれを乗りこえていきます。実はこれが1番学力をつけるタイミングだと思っています。

考えたらわることを僕らは知らず知らずのうちに、奪い取っている可能性すらあります。解法マニュアルや公式により答えは出ますが、なぜその解法をとるのかは知らないまま覚える子がいます。

つるかめの面積図とかは典型例です。

わからない問題があったらまず手を動かして考える。今、僕が東大志望や阪大志望の生徒にも数学を指導していますが、彼らも中学受験のときとまったく同じ観点で指導しています。

つまり、同じなのです。

わからなかったら手を動かす。

予測を立てる(方針探査)

実行する

うまくいったらこのまま
うまくいかなかったら別の道

これってビジネスでも通用しますもんね。だからそれを教えています。

その問題の解き方を教えるのではなく
なぜその解き方を考えるのかそのためのヒントはどこにあるのかをいつも意識して指導しています。

模範解答とは違っても、いつも生徒たちは、おー!と言ってくれます。そりゃそうです。万人受けする解答ではなく、その生徒が解ける範囲まで落とし込んで教えるので、解けるから感動するんです。

模範解答はあくまで模範。紙面も限られているし、使える解法もまわりと揃えないといけないので限界があります。だから、塾の先生に聞くのが1番です。

考えに考えて質問したら、それがわかったときに一気に道が開けます。

ゲームでクリアできず詰まっていたときに教えてもらったら一気にクリアできる感覚です(ゲームした人にしかわからないかもしれません)

そして第1位は

自分で考えて勉強ができる

です。最高です!こうなるようにマスラボでは指導しています。

昨日、象徴的な光景がありました。

土曜、日曜は集中特訓なんですが、小学生、中学生、高校生と並んでいました。

無学年生なのでバラバラなんですね。

2時に授業がスタートするんですが、
10分くらい前にきて着席して、みんな自分の教材を出して黙々と勉強をスタートさせていました。

2時になった時には、もう教室が勉強モードになっていい雰囲気でした。

遅れてくる子達も入ってきて、静かに勉強してました。

当たり前のことかもしれませんが、それがしっかりできるようになったんだなぁと感動すらしていました。

マスラボは小学校低学年の頃から預かる塾なので、ちっさい頃は、机に座るのもやっとで大変だったけど、しっかり成長してきたことを実感できるんですね

本人はそんなことしたっけ?みたいな顔ですけど。

勉強は自分の力でするんや。だから今自分に足りないものは何かを考えてやっていく。でもわからないときは先生に聞く。

相談する。

マイルストーンとして、数学検定、英語検定をマスラボでも用意しています。だから学校の尺度もあり、検定の尺度もあって自分の力が客観的にわかる。

その中でどうやったら志望校に合格できるか考えていく。それがすごく大事です。

合格できなかったとしても、そうやって取り組んだ経験が社会にでたら絶対に役にたつからね。

合格よりも大事なことを学べる塾だと思います。

実際に、受験体験記にもマスラボに通ってよかったことは「合格した」ことよりも「自分で考えて主体的に学べるようになった」と書く子の方が多いです。

思いが伝わってよかったといつもそれを読んで思います。

以上ながながとふるやまんの嬉しかったことシリーズでした。