昨日の続き

 

 

今日は2026年ジュニア算数オリンピック大問2の解説です

この問題は、

ルールをしっかり理解して、

1つずつ確実に取り組んでいくだけだよ。
低学年の生徒でもチャレンジできる問題だから、

やってみるといいよ!

キッズBEE2026トライアルの所感はこちら

 

今年のジュニア算数オリンピックトライアルは、
「計算力」よりも「条件整理」と「図形の見方」が問われる問題が多かった印象です。

 

特に後半の図形問題や場合の数では、
知識だけでなく、実際に手を動かして試す力が求められました。

 

総じて、難しすぎず易しすぎず。
ファイナルを目指す生徒にとっては差がつく良問が多かったと思います。


大問1 計算問題 難易度★★☆☆☆

虫食いではなく、普通の計算。

÷のあとは小さく、×の後は大きくするだけ。

ここは確実にとっておきたい。

 

大問2 条件整理 難易度★★★☆☆

・4つの和が7であること

・同じ数が隣り合わないこと

この条件を守って作業するだけ

最後は、二つ目の条件をきちんと使えば答えは出る。

ある程度、勘でやって調べても答えられる問題。良問。

 

大問3 長方形の重ね合わせ 難易度★★★☆☆
キッズBEEの類題。キッズBEEは片方もう求めていたのに対して、

ジュニアの方は両方求める。でも難易度はそんなに変わらない。

実際に、手を動かして考えることが大事だね。

 

大問4 倍数と整数問題 難易度★★★☆☆
オリンピックによく出てくるタイプの問題です。
(1) 5であることはすぐできます。
(2) 条件を出すことで限定していく。これも書き出しです。
ただ、調べていくだけですが、うまくまとめないとめんどくさいです。

大問5 立体図形 難易度★★★☆☆
転がったときに、すべての目が出たときに止まった整数を求める問題。
一つずつ調べていけばそんなに難しくはないですが、

頭の中でやろうと思うと多分間違えます。
サイコロはぺっしゃんこで考える(後日解説します)。それでクリアできます。

大問6 平面図形 難易度★★★★☆

正三角形のまわりの長さを求めるのに、斜辺の長さじゃないの?
ここにヒントが隠されています。
正三角形を直角三角形6つで分けるイメージが頭の中にあれば簡単です。
正六角形、正三角形は本当に頻出ですので、引き出し多くもっておくといいよね。
差がついたと思います。

大問7 場合の数 難易度★★★★★
キッズBEEと共通ですが、こちらは最大と最小を求める問題。
条件がキッズBEEよりきついです。難しかったと思います。

ルールを理解し、そこから手を動かしてやってみる。

時間との勝負でもあるし、この時間内では難しかったかもしれません。

大問8 平面図形 難易度★★★★☆
クイズ好きな生徒はこういうの得意なんだよな。

ライトは上下左右ということと

4つっていうことは16個は照らせる。
でも、木は12本しかない。

ここから何がわかるか?

そう3本ずつ照らせばいけるんですよね。
そこまで行けば、あとは試すだけで大丈夫です。
マス目の数がそんなに多くないのでいけると思います。

大問9 平面図形 難易度難易度★★★★☆
残った図形をどう評価すればよいか。
GHIを二等分した直角三角形がいくつ分か。

これが最大のポイントです。
正方形だから辺の長さが等しい。しかも90度だから高さになる!
これに気づけば補助線をひいていくとGHI四つ分になることがわかります。
閃いたときに、これきたー!って思ういい問題です。

総じて、難しすぎず、易しすぎず。自分の得意なところで確実にとれている生徒はファイナルいけるのではないでしょうか。

簡単ではありませんよ。でも挑戦している子にとっては楽しかったと思います。

 

算数オリンピック系の問題は、
「知っているから解ける」のではなく、
「考え続けたから解ける」問題が多いです。

 

だからこそ結果だけでなく、
90分間本気で考え続けたこと自体が大きな財産です。

 

参加したみなさん、本当にお疲れさまでした!

マスラボでは毎日1題。算数オリンピックの解説をしていく予定です。

 

2026年に行われたジュニア算数オリンピックの解説

数学コーチャープロA級のふるやまんがどう解いたかということを実況中継していくよ。

 

この問題のポイントは、大きな整数になるようにするということだね。

 

まず、÷と×があるから、

÷ア×イとおいたときに

÷アの部分は小さく
×イの部分は大きくすればいいので

アには6, イには30が入ります。

結果、

÷6×30は×5になるから

□×5+□-□になります。

 

あと残っているのが、20, 26, 14

だから、

26×5+20-14=136が答えになりますね。

 

はじめにどこに注目するかで変わってくる問題です。

 

よーいどん!の問題としては比較的簡単な問題でした。

 

毎日1題ずつ解いていくからよかったらチェックしてみてね。

 

解答版が出ました

 

まずはキッズBEEの所感から載せていきます

 

問題1 右へいくほど大きくなる数 難易度 ★★★☆☆

 

1問目としては難しい問題。
小から大だから、2,4,5と書きたくなりますが、
15枚すべてのカードをうまく入れないといけないので、

意外と難しいのではないかと思います。

 

問題2 年齢 難易度 ★★☆☆☆
いや、え?これ簡単?え?そんなことある?

と疑いたくなる問題です。

問題3 長方形の面積 難易度 ★★★☆☆

やったことある生徒なら難しくはないけど

初見であれば何を答えればいいか難しいですよね。
色が違っていれば楽勝なのですが(笑

問題4 計算 26をつくろう 難易度 ★★★☆☆
ただの計算問題です。全部調べてもこたえは出ます。
でも最後26なので、÷2で52にするという方針が立てば簡単です。
根気よく手を動かせたかどうかがポイントです。

問題5 18枚のカード 難易度 ★★★★☆
ルールの理解が難しいです。
2軸ある問題はいつも難しい。
大人でも苦戦するはずです。
ちなみに、過去問にも似た問題があるので、過去問を勘で解かず、
きちんと考えた生徒は同じように解けたと思います。
記号の数を数えれば比較的取り組みやすいです。

 

こういった問題は、

まず何をしたらいいかわからないっていうのが問題なんです。

だからいろんな問題を解いて引き出しを作っておきましょう。

問題6 おりがみの折り目 難易度 ★★★★☆
本質的には、初めの折り目だけであとは山谷同じになるやん。

ってことを気づいた子は数秒で解けますが、まぁ無理ですよね。
手元に紙をくれー!って思ったはずです。

問題7 立体図形 難易度 ★★★★☆
頭の中で貼れる生徒は、何も難しくありません。
しかし、貼れない生徒は頭の中ではなく書き込んでいきましょう。
裏側があるから難しいと思います。

問題8 カード交換 難易度 ★★★★★
今回の目玉問題です。
ルール理解が多分相当難しいです。

1から20まではもう決まっているので、
そこではるかさんのカードがどうなっているかが確定します。
あとはあきとさんの数を増やしていけば、なんとかなります。
21から39まで調べればいいのでルールが理解できれば、ゴリゴリ計算でなんとかなります。

中学受験の6年生に解かせたい問題ですね。
たぶんほとんどの生徒はできません。

 

キッズBEEは「知識」や「計算の速さ」を競う大会ではありません。

 

初めて見る問題に対して、

 

・何を手がかりにするか
・どう整理するか
・最後まであきらめずに考えられるか

 

が試される大会です。

 

解けた問題も解けなかった問題も、
「どう考えたか」を振り返ることが次につながります。

 

一昨日は算数オリンピックでした。

 

みなさんお疲れ様でした。

 

結果についてはまた報告するとして、参加記念としてみんなにボールペンが渡されましたね。

 

そこに4字熟語が書かれていました。

 

「素心深考(そしんしんこう)」

 

これは日本人数学者である故広中平祐氏の座右の銘で、

 

「素朴な心(初心や謙虚な心)に帰って深く考え直せ」

 

という意味を持つ言葉です。

 

今回の問題にも通じていますが、算数オリンピックでは公式を知っていることや計算の速さだけではなかなか解けません。

 

「どうしてだろう?」
「別の見方はないかな?」

 

と、じっくり考える力が求められます。

 

と思ったら、公式ページにも掲載されていました。

 

 

 

僕(ふるやまん)も数学コーチャーとして、多くの生徒を指導しています。

 

受験では解き方を覚えることも大切ですが、それ以上に

 

「自分で考える力」

 

を育てたいと思っています。

 

答えがすぐに出なくてもいい。

 

わからない問題に向き合い、

 

試行錯誤しながら考え続ける。

 

そんな経験こそが、本当の学力につながるのではないでしょうか。

 

マスラボでも、これからも一人ひとりが深く考える力を身につけられるよう、精進していきたいと思います。