昨日は朝からマウス(ハツカネズミ)の解剖をやった。
まず、表皮を開き、そのあと筋肉組織を開くのだが、
おなかを開くと真っ先に肝臓が目に飛び込んでくる。
無菌で育てられているからか、栄養状態がいいからか、
とてもきれいなレバーだった。
その下には、えさを食べたばかりなのか、大きな胃袋があり、
小豆のようにつるんとしたきれいな腎臓が二つ。
男の子だったので、白い天使の羽のような精巣があり、
膀胱には尿がたくさんたまっていた。
筋肉が弛緩しているので、たびたび尿が外に漏れ、
そのたびに拭いてやった。
次に胸を開いた。
小さな体にはきちんと心臓があって、
その心臓は肋骨でしっかりと守られていて
とても神秘的だった。
だんだんにおいがきつくなり、
細かく観察できなくなってきたので、
気分転換に女の子を解剖した人のところへいき、
子宮を観察した。
マウスの子宮は枝豆の殻のようにボコボコしていて
その1つ1つに子供が入るようにできていた。
こうして隣の胎児とくっつかないように
できているんだ~と思った。
もう、解剖はやりたくないが、
生命の不思議・神秘さ、すばらしいものがある。
生命の尊さを確認できるので、
一度は体験してみるといいと思う。