あなたは、LP(エルピー) って聞いたことありますか?

Web業界では、数年前から(もっと前かな..)よく耳にする言葉です。

 

LP(エルピー)とは

LP = Landing Page(ランディングページ)

 

で、LandingのLと、PageのPの頭文字をとって表現されることが多く、意味は、webサイトの訪問者が最初にアクセスするページのことをいいます。

最初にアクセスする(着陸する)ページだからLanding Page(ランディングページ)です。

その用途は、多くの場合、キャンペーンの案内を行う特別な告知&申し込みなどのページがほとんどです。

 

で、LPについてご理解いただいてところで、

少し前にいただいたご相談で聞いたLPページに関するおかしな話をご紹介します。

 

おかしなLP制作会社

ご相談いただいた中小企業は一般消費者に向けてサービスを行っており、自社の公式サイトは既にお持ちでした。なのに、突然かかってきた営業電話にうまく乗せられてしまい、LPを作ることになったそうです。

その方も、LPとは、一時的なキャンペーンやセール、告知などを行う特別なページという認識を既にお持ちだったようで、申し込んだ後にどういうキャンペーンを行おうかと考えていたところ、そのLP強売り制作会社から連絡があり「ページの中身もやっときますよ」とのこと。

中身をやっとく??って??と思われたらしいのですが、ひとまず任せることにしたそうです。

その後「出来上がりました!」との連絡で、LPページを見てみると、公式サイトの内容全部をLP1ページにコピペしただけのページでだったそうです。

すかさず「企業サイトの内容をコピペしただけですよね?」と聞いてみたところ、「今はペライチで企業ページをつくるところも多いんです。」と。

いやいや、ペライチで企業サイトを作りたいと一言も言ってないのに、勝手にコピペLPを作って納品ってカタチされちゃったそうです。

LPの使い方も間違ってるし、依頼してもいないことを勝手に行なって納品て。

ひどすぎます。

 

すぐに、依頼した内容と違ったものが納品されているので、契約解除してくださいとアドバイスするも、契約書にはこういったことに対する取り決めがすでに書かれており(わかってやってる悪い制作会社ですわ)、契約期間の満了を待つしかありませんでした。

まぁ、そのままコピペ企業サイトを2つ持つのも意味がないので、キャンペーンの内容に入れ替えて(自分で更新できるCMS入っている)、本当のLPページとして活用しようかと考えておられたところ、これまたおかしなLP制作会社から連絡があったそうです。

 

「もしかして、ほとんどアクセスがないんじゃないですか?

 当社のSEOサービスやりませんか??」

って。

 

ちょまてよ〜。(キムタク風 ホリ風)

そら、作って数週間でいきなり大量アクセスが起こることなんてないでしょうに。

それに、あんたのところが公式サイトのコピペでLPを作ったから、検索絵エンジンからは公式サイトのコピーコンテンツと判断されて、検索に出てこないようにされてる可能性が高いやろに。

って、その場でお伝えしました。

 

強めの営業で契約を行い、とりあえずとばかりに公式サイトのコピーLPページを作って納品。

さらに、コピーコンテンツなので検索に出にくいことをいいことに、SEOやりませんかという追撃を繰り出してくる。

かなりあかんやつです。この大阪のLP制作会社。

 

相談者さんには、これ以上絶対に何も契約せず、期間満了で解約する旨を書面とメールで通知するようにアドバイスしました。

 

まとめ

ウェブ系のことでよくわからない言葉が横行していて、取り込むなきゃいけないこととか、今流行ってることとかってすごい速さで発生して進んでいきますよね。

例えばインスタとかTikTokもそうです。

「今はインスタでしょ!」って言われると、業種・対象顧客の違いなどお構いなしにやらないといけない気になってしまう。で、特に理由もないのになんとなくで決めてしまう火傷を負ってしまう。こういうケースめちゃくちゃ増えてます。ほんと悪質な会社が多くなってきてます。気をつけてくださいね。

 

流行だからといってすぐに手を出すのはやめましょう。

自社のサービスとマッチしてるのか、きちんと確かめてから進めるようにしましょう。

慌てず、ゆっくりと考えるようにしましょう。

なんとなくで決めるのは、絶対に危険です。やめましょう。

 

みなさんも気をつけなはれや〜!(チャンカワイ風)