三つ葉畑で捕まえて
今更ですがクローバーフィールドを観ました、
何かザブタイトルがHAKAISHAだなんて、まるでセガール映画のようで、おすもうさんにGEKITOTUな感じですが、
えーなんて言いますかこういう映画は大好きです、凄く好きです、
怪獣映画が、ではなく嘘ドキュメンタリー映画がです、
嘘ドキュメンタリー映画、さもそれが現実の記録であるかの様に仕上げられた映画です、
食人族、ありふれた事件、ブレアウィッチ、ノロイ、どれもこれも大体面白いです、
現場に遺留品として残されたフィルムやビデオカメラの中身って設定なので凡そ結末はデッドエンドしかないとか、
そんな危機的状態でなんで必死にカメラ回してんの?、みたいな所はあります、
んでそういう素人が市販のカメラで撮ってる現場にあった未編集の映像ですから、
妙な画質とカメラワークで肝心の被写体がはっきりと写らない、意味の有るのか無いのかわからないシーンが無造作に断片的に入っている、演出や音楽なんて基本的に無い、一体何が起きてるのか作中に具体的な説明も無い、
それらの普通の映画にとってのマイナス要素が嘘ドキュメンタリー映画ではリアリティーや臨場感を飛躍的にアップさせるプラス要素に変化します、
なによりお金が掛からない、いいことずくめですね。
そういう事を踏まえてのクローバーフィールドですが、
こういう映画って観てる人に「え?これは作り物?それとも現実にあった事なの?」と惑わす意図が少なからずあると思うのですが、
片田舎の森に人をさらう怪物が現れた、なんてのならいざ知らず、
ニューヨークに怪獣が現れて軍隊と交戦して壊滅的な被害が出た、なんて話は聞いた事も無いので惑わされる事は無いですね…、
一応アメリカの国防省に保管された市民が撮影した資料映像とういう事になってますが、
劇中に目撃者が死ぬほど居てテレビ中継までされてたのに、この素人の個人撮影映像を特別扱いだなんてどうなんすかねこれって?、
いやいや、ひょっとしたらこの映像にしか映ってない重要な秘密が隠されてるかも知れません、
そういう気持ちでご覧になってください、
突然現れて小型のフェイスハガーみたいな怪物を撒き散らしながら好き勝手に街を破壊し人をむしゃむしゃ食べる巨大怪獣、
正体も目的も不明、
「メーラだ!」
「メーラ?坊やはあの怪物の事を知ってるのかい?」
「正面から見るとちょっと羊っぽい顔してるからメーラだよ!」
なんていう勝手に怪獣に命名するような生意気な子供や、
「KISHINじゃ!KISHINが復活したのじゃ!!」
とか勝手に伝承を語りだす怪しい日本人漁師や、
「あれは50年前の水爆実(略」
みたいな事言う謎の博士が登場するわけでもなく、ひたすら謎の怪獣です、
主人公ロブの送別会でカメラ係を任命されたハッド君が妙な使命感に燃え張り切って怪獣からの避難の様子をカメラに納めていきます、
にしても、ハッド君のうざさ加減は異常!、ホラー映画によくいる典型的なお調子者のマヌケです、
んで民衆のパニックの様子や主人公達の葛藤の合間合間に自由の女神の頭が吹っ飛んできたり怪獣と軍隊が戦ってる所に鉢合わせしたりのインパクト映像が挟まれます、
画像の荒さとかでVFX部分をごまかしてる部分があるんじゃないかと観る前は思っていましたが、
割と手を抜く事もなくリアルで刺激的な映像が流されて良い感じですな、
嘘ドキュメンタリーの題材に怪獣って何を考えてるんだって感じでしたが、意外とマッチするもんだと、ええ、
手垢の付いた怪獣映画にこんなにも新鮮な味付けができる嘘ドキュメンタリー手法、素晴らしい事です、
怪獣映画とか見飽きた~、なんて人にもお勧めかもですね、
ただ…映画全編においてFPSみたいな視点なので酔いやすい人には辛いかも…ですね、
そういや…怪獣+嘘ドキュメンタリー映画と言えば大日本人もそういうカテゴリーに入るのか…、
まぁアレは…色々と…うn…しょうがないな…、
で、最近の嘘ドキュメンタリーは本編の内容を補完する内容の嘘ドキュメントがネットにばら撒かれてたりします、
今回の場合、本編の前後に関わる嘘のニュース映像や、主人公の勤める会社の嘘サイト等、
更に本編中の登場毎に怪獣の大きさが違うため複数怪獣が居るんじゃないかと言った噂やラストのシーンで空から謎の物体が海に落ちてきてる等の「そんなのあったっけ?」的な物まで、
本編視聴後にネットで調べたりして楽しめる要素も満載です、
まぁどれも物語の確信を突くようなものはありませんが…、謎は謎である時が一番楽しい物ですし…ね?、
…しかし…これはちゃんと映画館で観てリアルタイムに本編外のギミックも楽しみたかった所ですね…、
続編が出たなら是非真っ先に見に行きたいものっすねぇ…。
と、色々と期待しつつ、その前に、
ゾンビ+嘘ドキュメンタリーのダイアリーオブザデッドだな!!、
どうなんだろうか…絶対に面白くなる筈の組み合わせなんだが果たして…。