(今朝の、プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント)
こんにちは~♪
最近いろいろ忙しくて、
ブログに書くのが遅くなってしまいましたが、
今月も、チェルシーガーデンの
バラのお手入れ講座に参加してきました♪
講師は、いつも楽しいお話をしてくださる、
有島薫先生です。
(冬のチェルシーガーデン、ビルの屋上とはとても思えませんね)
今回の講座の内容は、私がとっても興味のある、
『バラの冬剪定』 についてでした。
1月13日に行われた講座だったのですが、
ブログに書かないうちに、
何日も経ってしまったので、
講座の内容を、忘れかけています!
間違えて書いていたら、すみませ~ん。
(チェルシーガーデンにて、ERシャリハ・アスマ)
先生がおっしゃるには、
剪定は創造です。
来春、バラを、自分が、どういう形に咲かせたいか、
で剪定する、のだそうです。
ふわっと、咲かせたいのか?
きちっとコンパクトに咲かせたいのか?
形もドーム型にするとか、スリムに仕立てるとか、
それぞれの好みで剪定して良いそうです。
バラは、剪定しなくても、
春になれば花は咲きます。
それでは、なぜ剪定をするか?というと、
形良く咲かせたい!
少しでも多く咲かせたい!からだそうです。
(咲かせたくない方も、中には、いるのかな?)
冬剪定は、夏剪定と違って、
初心者とか、ベテランとか関係なく、
誰が剪定しても、春になれば咲きます。
なので、思い切って、恐れずに、
剪定して良いそう!
でも、鉢植えは(庭植えも)、
かなり、低い位置で剪定した方が良い。
そうしておかないと、秋までには、
見上げる程の高さになってしまいます。
バラは、目線の位置か、
それより低い位置で咲かせるのが良いそうです。
なので、春,一番花が咲いたあと、
花殻を切る時も、
咲いた枝の、元から2芽くらいの位置で切る。
長く残すと、秋には、
凄く背が高くなってしまうから。
「バラの背が、高くなっちゃったんですけど~」、
と言って来る方は、
冬剪定の時と、花後剪定の時、
長く枝を残し過ぎている。
(今朝の、セプタード・アイル)
今回の講座では、種類別のバラの剪定方法を、
スライドを見せて頂きながら、
「大き目にふわっと咲かせる剪定」と、
「コンパクトに咲かせる剪定」を、
先生が説明してくださいました♪
(内容は、東京近郊の気候の場合です)
●剪定の時期は、
つるバラは、12~1月中に切るけれど、
木立性のバラは、2月5日前後、15日頃までに。
1月に切ってしまうと、ちょうど、芽が出た頃、
寒の戻りがあると、
ブラインド(花芽にならない)しやすいからだそうです。
●まず、枯れ枝や、弱小枝をカットしてから
● 剪定は、どの枝を切るのか?
剪定する枝の太さは、
○ HT(ハイブリッド・ティー)など、大輪が咲くバラは、
鉛筆の太さのところで切る。
(それより細い枝では、良い花は咲かない)
○ 中輪のバラは、割りばしくらいの太さのところ?
○ フロリパンダのように、小輪でたくさん咲く品種は、
竹串2本分くらいの太さで?だったかしら?
竹串1本くらいの細い枝でも、花が咲く品種もあるので、
前年に、どのくらいの太さの枝まで咲いたか、
様子を覚えておくと良いそうです。
● ブラッシュカスケードのように、
細かい細い枝にたくさん咲くような種類は、
剪定バサミではなく、大きな庭バサミで、
玉つげを剪定カットするように、ザクザク剪定して、
最後に剪定バサミで、形を整える。
外芽とか内芽とか考えなくて良くて、
株全体の形のバランスや、、鉢の高さとのバランスで、
剪定していってかまわない。
(先生の経験上)
● 秋や、最近購入した大苗も、
やはり、低めに(10~12cm)の高さで切る。
低い位置でスタートさせると、
腰の据わった良い鉢植えに育つが、
そのままだと、腰高になってしまい、
すごく上の方(目の高さより上とか)で咲いてしまう。
要は、鉢の高さの2倍の高さに育てるのが美しい。
鉢の高さが、30cmならば、
90cm位の高さになるように。
バランス良く育てるには、
冬剪定で、高さを低くするのが大事ということ!
地植えも同じだそうです。
(バラ園などでは、もう少し、高い位置で、
剪定するそうですが)
講座では、スライドを見ながらの説明でしたので、
解かりやすかったけれど、
ブログに書くと、字ばかりで、解かり難いですね
私が、間違って聞いていたかもしれないし~
有島先生のブログには、
「花好きの人を増やすためなら、リンクフリー」、
と書いてあります♪
(少々ずうずうしいとは思いますが)
とってもわかりやすい、剪定後の写真が載っているので、
先生のブログを参考にしてみてね。
有島先生のブログ
「剪定は創造だ!」は、
こちらから click→「fragurance World」
(冬の、ERウイリアム・モーリス)
他に、気をつける事は、
● 鋏は切れる鋏を使う。
切り口がギザギザになったりすると、
そこから、枯れ込む事が有るので。
切り口は、斜めではなく、まっすぐに切る。
● カットした後の切り口には、トップジンなどの、
癒合殺菌剤を塗っておく
我が家の場合も、上の写真のように、
ERプリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケントや、
その他のバラも、
まだ咲いているものや蕾があります。
● まだ咲いている花や、
蕾が付いているバラはどうするのか?
まだ楽しみたい場合は?
咲いている枝だけ残して剪定、
咲き終わったら、
あとから剪定しても良いそうです。
蕾の場合は、
ガクが、開いていると、
これから咲く可能性があるけれど、
ガクが、蕾をしっかり覆っていると、
もう咲かない場合が多い。
(蒸れないように、小さな穴をいくつか開けた、
ビニール袋を、被せておくと、
咲く場合もあるそうです)
↑上の写真の、庭の、ケントの蕾、
先週、緑のガクが、ビヨーンと、開いているなぁ?
と思っていたら・・・?
↑昨夜の、雨にも負けず、
今朝はここまで開いていましたよ。
● 葉っぱはどうしたらいいのか?
以前、習った時は、たしか、
バラを休眠させる為に、
剪定の時期の前、
1月末までに、葉を全部取り、
1月末~2月初めに剪定、と習ったと思ったけど、
つい最近、習った時は、
たいへんなので、葉はむしらなくて良い!
剪定の時に、
カットしたところより下の枝に、
付いている葉を、その時取れば良い。
と、習いました。
何年か前、1月に葉を全部むしった株と、
むしらないでおいて、剪定した株とを、
10鉢以上づつ比較したら、
春の花付きはどちらも同じだったそうです。
なので、、たくさんあるバラの、葉を、
全部むしるのは、たいへんなので、
むしらなくても良いそうです。
たいへんだけれども、やりたい人は、
やればいいし、やらなくてもいいし、
どちらでも良いそうですが、
先生は、もう、やっていないそうです。
葉をむしる時、枝にしっかりついていて、
むしると、枝の皮まで取れてしまう場合は、
鋏で切ること。
枝を傷めないように。
● 肥料の事
根を目覚めさせる為に、2月半ばに、
活力剤を与える(リキダス、バイオゴールドバイタル、他いろいろ)。
次に、発根、根を丈夫にするため、
カリ分の多い、肥料の、{微粉ハイポネックス}を、
月に2回くらい。10日~15日に一回です。
その後、肥料をやり始めるが、
少し掘って、埋めて、土を被せる。
バラ用のタブレット型の置き肥えは、
8~10号鉢で、4つくらい、
周りに、指でぐっと押し込んで、埋めるように。
● げんこつ剪定について
げんこつ剪定をする時期について、
質問した方がいたのですが、
時期は、今すぐ、すぐやってください!
(バラの休眠期?)
普通の冬剪定(木立性)の時期が2月なら、
げんこつ剪定(超強剪定)は、一か月早く、
一月中旬にやる。
たくさんあった、枝が枯れたりして、
1本杉になってしまった株などの、仕立手直しが、
げんこつ剪定で出来るそうです。
株の元のところには、
潜在的にたくさんの芽があります。
ぎりぎりの所で、思い切って、全部カットすると、
春にそこから、何本も枝が出てくるので、
出てきた枝の中から、作りたい形になるように、
良い枝を何本か残して、
いらない枝は、カットする。
● 剪定では、枝は極端には少なくしないで!
枝が3本あったとして、
そこに、2個ずつ花が咲く種類なら、
春には、 6個、花が咲きますが、
枝が2本だけだと、4個しか咲かない。
枝の数=花の数、だそうです!
● 剪定後に薬剤散布を
黒点病や、うどんこ病や、
カイガラムシ・ハダニなども、
落ちた葉の付け根や、
接ぎ口のめくれている皮の下で越冬するので、
めくれそうな皮は取ってしまう。
そして、冬の間に、
(全体に)一度薬剤散布しておく。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
だらだらと、
講座でお聞きしたことを書いていると、
やっぱり、長くなってしまいますね。
つるバラについてや、オベリスクのバラの話、
その他の事は、
また今度、書けたら?書きますね。
今日も、読んでくださってありがとうございました♪