相談

 

クラミジアで卵管が腫れていて切除したため、体外受精しか妊娠する方法はないと思い、受診しました。

しかし、先生から年齢的に妊娠は無理だと言われてしまいました。どうしたらいいかと、毎日、悩んでいます。(46歳以上、岡山県)

 

 

お返事

 

年齢的な要因で体外受精は難しいと言われたのですね。

 

体外受精での胚移植1回あたりの妊娠率は、40歳以上で15%以下となり、45歳以上では数%になります。

妊娠の可能性が全くないということではありませんが、流産する確率も高く、出産に至るまでとなると、大変厳しいと言わざるを得ません。

また、妊娠経過も心配なことは多く、妊娠合併症などのリスクも高く、出産時のリスクも高くなるため、先生も簡単には『治療しましょう!』と言えないのかもしれません。

 

両卵管を切除しているとなると、やはり体外受精しか方法はありませんが、片側だけであれば性生活でチャレンジするのも1つの方法です。また、厳しいことを承知で体外受精にチャレンジしてみるというのも方法の1つでしょう。

 

もしくは、里親になる、特別養子縁組を考えるのも子育てを実現する1つの方法ですし、日本では認められていませんが代理母も方法の1つとなるかもしれません。最終的には、どの方法が納得できるかになるのではないでしょうか。

 

どのような方法が納得のいく方法なのか、ご主人ともよく相談してみてください。

 

本コーナーは、不妊治療情報センターに日々寄せられる相談とそれに対するお返事を抜粋したものです。不妊治療で悩まれる方は全国に多くいらっしゃいます。私たちは、みなさまが少しでも不安や心配なく妊活や治療に臨めるように願っています。