相談

 

無排卵状態、高プロラクチン血症のため半年カベルゴリンを服用し、昨年1月20日に自然妊娠をしました。しかし、23日に生理痛のような痛みの腹痛が20分ほどありました。

特に気にせずに、翌日に予定があったので30分ほど歩いたところ、25日より茶おりが出始めました。

その後、徐々に出血量が増えて、26日、27日と鮮血が出て来ました。

27日に受診すると、「腹痛のあと歩いたり安静に過ごさなかったことが原因で出血が始まったのでは」と言われ、エコーでは胎児の成長が遅く、このまま大きくなるか流産してしまうか五分五分の状態と告げられました。

もし、このまま成長していったら、染色体異常などで先天性の疾患・障害がある子が生まれてくる確率は大きいのでしょうか?

 

36~40歳・埼玉県

 

 

 

  お返事

 

自然妊娠が成立し、その後、腹痛と出血が始まり、現在は経過を観察しているのですね。

出血の原因は詳しくは分かりませんが、切迫流産の要因として、胎児側に問題がある場合が約70~80%と言われています。
流産を回避した場合、児の染色体異常が起こる確率が高くなるということではなく、もともと胎児側に何らかの問題があり、流産として自然淘汰されるということになります。


今回については、今後どうなるのかまだわかりませんが、染色体異常が心配な場合には、産科で出生前診断で検査を行うとある程度は確認できると思います。

また、流産兆候があっても胎児に異常があるとは限りません。
腹痛など何も症状がなくても、急に流産となる場合もありますし、安静にしていても流産を防ぐことはできません。

今は悪い方に考えずに、生命力を信じて経過をみましょう。

 

その後のことは、医師と相談しながら心配なことを払拭できるようにしていくと良いかと思います。

 

 

 

本コーナーは、不妊治療情報センターに日々寄せられる相談とそれに対するお返事を抜粋したものです。不妊治療で悩まれる方は全国に多くいらっしゃいます。私たちは、みなさまが少しでも不安や心配なく妊活や治療に臨めるように願っています。

 

 

 

 

 

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