1回目の排卵誘発で、3個の胚ができ、そのうち2個が胚盤胞になりました。2回に渡って移植をしましたが、妊娠できず、次周期は排卵誘発からになります。
1回目は、病院で排卵誘発剤をうってもらっていましたが、次周期は自己注射になります。
「注射の仕方は、きちんと教えるし、痛みは少ないから大丈夫」と言われていますが、痛がりの私はとても不安に思っています。
自分で注射して、きちんと効果が出るのかと、それも不安に思っています。
本当に大丈夫でしょうか。

 

*30歳

 

 

 

注射と聞くと、痛い、怖いと連想してしまいますね。
最近では、排卵誘発剤にもペン型のものができ、簡単に確実に刺せて、薬液も確実に入るものができてきました。これによって自己注射も楽になり、通院の負担も軽減します。排卵誘発で、毎日、同じくらいの時間に病院に通うというのも、ストレスになります。また、採卵前の注射となると夜間になることが多くありますので、主婦はいろいろと大変なことだと思います。
自己注射は通院負担がなくなり、どこにいても注射ができます(薬剤保管のために、ある程度の制約はありますが…)。その点では、とても楽になったかと思います。
ペン型の注射は、一定の量しか薬剤は入りませんし、針も短く、刺す時にチクッと痛む程度です。
ただ、自分でアンプルを切ったり、薬剤を溶かしたりしなければならないものについては、通常の注射と同じものを使うので、少しテクニックが必要になります。それでも、慣れれば自分でうつ方が楽かもしれません。
ペン型にしても、通常の注射にしても、自分でうてるようになるまできちんと指導します。自分では怖くて、どうしてもうてないのであれば、最初は看護師に、また慣れるまで看護師と一緒にと臨機応変に考えてみたらいいいと思います。
ただ、人によっては、どうしても怖いということもありますので、その際には遠慮なく申し出て、病院でうってもらうようにしましょう。
最近では、自己注射で挑戦する人も増えてきました。
不妊治療は、生活の一部です。注射のために通院するとなれば、そのために時間を調節して、やりたいことを後回しにしたり、仕事を休んだりしなくてはならないことも出てきます。それが、毎日となれば大変ですよね。
注射は痛くて辛いですが、毎日の通院時間を省き、有効にストレスなく生活できるようにするのも、とても大切なことです。注射は、自分でうっても、病院でうっても、卵胞の育ち方に違いはでません。
最初は不安があっても実際に行なってみれば、案外簡単です。 


*Answer レディースクリニック北浜



奥 裕嗣 医師

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