dr子どもが欲しいという願い、それは私たち夫婦にとっても同じもの。不妊症に悩みながらの願いでした


「私自身、長い不妊治療歴と流産経験があり、子どもが欲しいと思うご夫婦の気持ちが痛いほどわかりますから、一人でも多くのご夫婦に赤ちゃんが授かるよう、願いを叶えたいのです」
そう語るのは、静岡レディースクリニックの内田律子医師。クリニックの誕生も治療施設が少ない静岡県中部地区で、待望されてのもの。
どこの地域にどのようにクリニックを出せばいいのかは、きっと行政医療にもお詳しいご主人の玄祥医師の考えもあったのでしょう。
着々と地域に貢献は続いているのです。とくに、これから不妊治療を受けられるご夫婦にとって、心のよりどころにもなるよう、不妊健康センター・Makanaを開設するなど、今後の展開にも期待が寄せられます。

夫婦で不妊を体験、そして診療も夫婦で


–編集部 ●最新機材の揃う培養室はじめアメニティーも充実し、自らの経験も踏まえて、患者さん目線で高度生殖補助医療までの不妊治療を行なう内田医師ですが、やはり夫婦での不妊経験は診療に役立っていますか?

■はい。それはもう、患者様ご夫婦と同じです。今では体外受精の甲斐あって一人の子どもがおりますが、あのときの経験は、診療をする上で患者様への理解となり、辛い思いをされていらっしゃるご夫婦にも、きっとどこかでお力になれているものと思います。周りでは自然に妊娠されていく中、不妊というのは本当に辛いものですし、それを経験しているからこそ、治療の大切さも子どもに恵まれた喜びも掛替えのないものとして感じています。どこの夫婦にもとってもそれは同じです。

–編集部 ●以前、取材の後でお子さんを抱かれた先生ご夫婦のお写真を撮らせていただきましたが、やはり一番いい顔をされていらっしゃいましたね。  母の重みや幸せ、父親の責任や幸せ、家族の絆とかを、お二人に抱かれたお子さんの小さな小さな身体と無垢な笑顔からもいっぱい感じたものです。

■そうでしたか。私たちもそれがあるからこそ、本当に一組でも多くのご夫婦が子どもを授かれるよう、治療も真剣です。そのうえで、治療に臨まれるご夫婦が気持ちよく元気に通院できるよう、おもてなしの気持ちも大切にし、また皆様のお身体の健康を大切にしていただけるよう、ハートフルな施設でありたいと努めております。

 

<つづきは ママになりたいへ>
不妊治療のはじめてさんで掲載されている内容です。

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