こんにちは
今日は、ソフトウェア業界について書きたいと思います。
「プログラマ3K」ってご存知でしょうか?
IT業界に携わる方は、一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。
プログラマ3K = 「キツい ・ 給料安い ・ 帰れない」
IT土方、プログラマ3Kなんて、ずいぶんとひどい言われようです・・・
日本ではプログラマのイメージが悪いようですね・・・
なんでこんなことに!?
これは、以前に書きました、
日本独特のソフトウェア開発業界の構造 が影響していると思います。
業界の下請け重層構造によって、上流工程での不具合が下流工程に丸投げされて流れ込み、最終的にはコーディングをするプログラマにしわ寄せがいくという現象がよくみられます。
階層が深ければ深いほど、コミュニケーションは難しく、責任の擦り付け合いがおこることもあります。しかし、下請け制度に依存せざるを得ない多くの中堅・中小企業はそれに耐えるしかない状況なのです。
もうひとつあげるなら、プログラマの派遣業が低価格、便利な使い捨てなどと言われて横行したこと。
大手が派遣プログラマの採用を始めると、派遣会社だけでなく、ソフトウェア会社と称し実態はプログラマの派遣という会社も多く現れました。
派遣プログラマでは成果の請負い契約ではなく、自分の時間を売ってお金をもらう契約。ある作業を1時間で仕上げるプログラマと5時間で仕上げるプログラマがいたとすると、売上に貢献するのは後者の5時間で仕上げるプログラマなのです。
こういった実態派遣を行うソフトウェア会社は、人を教育しようなどと思わないのです。クレームがきたら、じゃあ別の人を・・・と人を動かし、仲介料を得ていく。ひどいと職務経歴の改ざん、面接でのうその強要をさせる会社もあるようです。
そして、この実態を覆い隠すのが、下請け重層構造であったりします。
経済学で言うところの、情報の非対称性が存在し、逆選択(アドバースセレクション)が起こっている状態。派遣業には政府の規制が入り、この逆選択の解消にも追い風となりましたね。
-- 【参考】 ----------
■情報の非対称性
一方の主体がもう一方の主体に比べて、少ない情報しかもっていないこと。
■逆選択(アドバースセレクション)
質の良い財よりも質の悪い財のほうが多く市場に出回るようになる現象のこと。
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これらにより、せっかくプログラマになったのに、技術者としてスキルをつめず、辛い思いをする人が増えました。
原因は他にもいろいろあるんでしょうが、IT土方、プログラマ3Kと訴え始めたのは、こういった辛い環境に耐えていた方々の悲痛の叫びなのかもしれません。
プログラマは、本来、創造性、緻密さ、柔軟性が求められる職種だと私は思うのです。
今やソフトウェアプログラムでなんでも作り出すことができる時代。
家電など便利な身の回りの品々にも欠かせない存在です。
ネットショップ、ゲーム、ネットスクール、ネットバンキング、コミュニティ、何でもつくれちゃいます。素晴らしいことですよね
これからも一人のプログラマとして、
誇りをもって仕事に取り組んでいこうと思います(*^ー^)ノ
最後までお読みいただき、ありがとうございました(〃∇〃)
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