あの携帯の一件はあたしの勝手な妄想と思い込みという事になった。

あたしは真司が好きだから
それ以上追及するのをやめた。


またなんとなくあたし達の関係は続いていったんだ・・・




7月20日の海の日だったかなぁ。


真司は子どもたちと
みゆの母親の別荘に泊まりに
行くと言っていた。

海の側にあって
年に何回か皆で泊まりに行くらしい。

あたしは真司が
みゆと一緒にいる事が嫌でたまらない。


真司が仕事の為
みゆ達は先に行ってるという。
自分は少し寝てから夜中に出るかなぁって言っていた。


夜1人になっちゃうから寂しいなという真司の言葉にあたしは
ラッキー♪と思ったんだ。



夜はうちの子ども達も早く寝た。
あたしはウキウキした気持ちで
真司のもとに車をとばした。


あたしが行くのは真司に言ってない。

行っておどろかそぉ~♪
うひゃ~!!考えると楽しい。


駐車場に着いたら

お風呂場の電気がついてる。


おっ!真司お風呂に入ってんだ~♪
ますます
胸が躍った。


玄関のドアを開けて
そっとお風呂場に近づく。


扉をトントントンと叩いて
かげに隠れた。



「誰?!!」





女が風呂から顔出した。



えっ?!




あたしはびっくりした。




みゆに会った事ないけど
みゆなんだろう。



でも何で??

真司は1人だって言ってたのに・・・。



あたしは「すいません。家を間違えました。」というあり得ない言い訳をしてその場を去った。


あたしはどういう風に家に帰ったのか記憶がないくらい動揺していた。



真司は何していたんだろぅ。


あたしだったら知らない女がいきなり家入ってきたら
裸であろうが何であろうが
とっ捕まえて
「あんた誰?」とでも言うのに


みゆは平然とまたシャワーを浴びはじめたんだ。



全然動じない。



あたしはそれだけで
みゆに負けた気がした・・・。



事故で自爆してから1ヶ月たとうとしてた。



真司の車はまだ借りていた。

でも事件が起こった…

といってもあたしの中の事件。


真司の携帯を見ちゃったんだ。


それは水曜日の真司の不可解な行動が知りたかったから。。。

真司は水曜日休みで
あたしが仕事が早く終わったら逢えたらいいね。って言っていた。

次の日仕事が終わって真司に電話した。リダイヤルでかけて切ってを何度もしたのに真司は出なかった。

その日真司からかかってくることもなかったんだ。。。


見ちゃいけないってわかってる。でもあたしは真実が知りたいだけ。



真司が髪の毛を乾かしてるすきに急いで携帯をひらいた。


受信メール:みゆ

あたしなんか誘わないで彼女と行った方が楽しいんじゃないの?(笑)




何これ!!?つか真司から誘ってるし。えっ真司はなんて送ってるんだろ?


送信メール:真司

明日暇だから飯でも一緒に食おうよ。お昼くらいに迎えに行くね♪



はぁっ!?
あたしと会うとか言ってんのに?
意味わかんない…



ぢゃあ電話出なかったのも
みゆと一緒にいたってこと?


見なければよかった…


あたしはその日の午後
真司にお別れメールを送った。


真司の心の中にはまだみゆがいるんだぁって哀しくなった。


あたしが送ったメール。

真司ごめん。メール勝手に見ちゃった。水曜日みゆと会ってたんだね。あたし何回も電話したのに出なかったから。
なんかねいろいろ考えて疲れちゃったょ。

ホントに携帯勝手に見ちゃってごめんね。

車も長い間ありがと。返しにいくね。車の鍵ポストにいれとく。


バイバイ…




真司からすぐに手紙きた。

お前がそう思ってるんだったらひきとめないょ。
俺も楽しかったし
いい思い出をたくさんありがと。
もう一度生まれ変わったら今度こその嫁さんになってね。





おぃおい――――。


かり~な!この男。


あたし達の関係ってそんなもんだったんだ――――。


納得できないゃ。

真司に電話した。


――ねぇ何あのメール。勝手にみたの悪いけど水曜日何してたの?奥さんと逢ってた?
(あたしって超やな女だな~)


――誤解だょ!みゆのばぁちゃんちの植木の手入れしてたんだょ。携帯は車に置きっぱで分からなかった。あのメール何?ってさぁお前が先に送ってきたからだょ。



なんだか嘘にしか聞こえない。
常に携帯持ち歩いてるのにそんな何時間も車に放置ってありえない。
よく使う言い訳だよ…


胸の中がすっきりしないまま
真司に言いくるめられてる気がする。

真司にとってあたしは何なんだろ。。。



でも疲れたんだ。あたし。


いつもお前しかいないって
言ってる割りには何で自分からみゆを誘ってるんだか
意味不だょ・・・・




もうたくさんだょ……


子どもを連れて真司の家に遊びに行ってた時の事。


子ども達だけを置いてあたしと真司は近くのコンビニにお菓子を買いに行ったんだ。



駐車場に
帰ってきたら
真司の顔が強張った。。。


「みゆの親が来てる。。たまに突然くるんだょなぁ・・・」


どうすっかなぁと真司。


あたしは

なるょうにしかなんないんだからとりあえず家に入る?


と言った。

だってあたしの子供達が真司の家にいるんだから
どうにもなんない。


真司が先に入って行った。

あたしは玄関に入ると同時に

「こんばんは。。夜分おじゃましちゃっててすいません。ほら帰るょ~」と

とにかく自分のバッグをとりに家の中に入っていった。


視線が突き刺さる。


子供達もその雰囲気を察したのかあたしと真司の顔を見比べてる。

「あんた一体真司のなんなの?」

みゆの母親があたしに聞いてきた。
敵意剥き出しな感じだ。


頭の先から爪先までジロっと睨んでる。


あたしは真司の彼女です。


と、のどまででかかった言葉は

真司の言った「単なる友達だよ」という言葉で

飲み込んだ。


へぇ~あたしって単なる友達なんだ・・・。


俺の彼女だって言って欲しかったんだ。

泣きたくなる気持ちを抑えて

あたしは子供と帰った。



その晩あたし達が帰ったあと

みゆの母親からいろいろ聞かれたらしいが、友達ってゆうのを貫き通したと―――。。

あたしは切なくて悲しい。




たしかにみゆと真司はまだ離婚もしてないから

女が子連れで遊びにきてるのは

普通に考えておかしい事かもしれない。


それよりもあたしとの関係は秘密にされたという事が

あたしの中でなんともいいようのない気持ちをうんだ。


怒り?呆れ?悲しみ?



なんなんだろぉ・・・・・



みゆの母親の視線は

ホントこわかった。


でもその場にいた子供達にも悲しい思いをさせてしまったんだと思った。



*続く*