今年の運動会は兄弟の日程が被ってしまい、私がtatata お父さんが次男の応援へと別れてました。
私は次男のダンスに未練があり、お父さんはtatataの徒競走に未練があり……
運動会前にそんな話を何度かしていたので、
逆パターンにする?と私がお父さんに提案しました。

「いや、tatataにはお母さんのほうがいいだろ」
「なんで?」
「何かあったときに俺だと対応できないかもしれない……」

は?

ビックリしました。
「何を今さらそんな気弱なことを……」
「俺よりお母さんの方が何かあったときに良い」
ビックリしましたね。

一緒にいる時間が長い私の方が、そりゃあ慣れてるし対応の瞬発力もあるだろうけれど。
お父さんは時々 家庭内理不尽をtatataに経験させることもあったけれど。
うちのお父さんは、『書く』し、『予告』『説明』『選択』を実践している。
『伝わるように伝える』『伝わるまで手段を変えて伝え直す』を普通にやっているんですよ。
だから、

何を今さらそんな気弱なことを……

とビックリしましたね。




最近、お父さんがtatataに『つまらない』を教える場面がありました。
tatataはお小遣いでドラえもんのDVDを借りるんです。
tatataに許された時間、彼はひたすらドラえもんをみるんですよ。
気に入りの場面を何度も巻き戻してみたり……
彼の時間だから、彼の好きにすればいいんですが、まー、ウンザリしてくるわけですよ。
(私はもともとドラえもんの支援とのび太の性根にイライラしているから尚更ウンザリ。
「だからのび太が成長しないんだよ!」
「『ほらね!』って言うくらいなら、結果を予想していたなら手立てをしろよ!事前にアドバイスしろ!そもそものび太に渡すな!」などなどドラえもんに暴言を吐いちゃう。
tatataに『お母さんうるさい』『のび太のことはほっといて』、さらに『のび太はテレビだからいい』とまで言われてからは 、なるべく我慢してます。なるべく……)
ウンザリしたお父さんが「つまらないよ。お父さんは飽きた」とtatataに言ったんです。
tatataは「あきない」と言い返しました。
お父さんはtatataに、ちょっといい?時間ちょうだいと、ドラえもんを停止しました。
お父さんが好きな番組を再生しました。
tatataはつまんなそうな顔。
「tatata、面白い?つまんない?」
「つまんない」
「そうだろ?お父さんがドラえもん見ている時もつまんないだよ。自分が面白くて飽きなくても、周りの人は飽きてる時もあるんだよ」
tatataが気付きの表情をしました。
お父さんの教え方は分かりやすい。
tatataに伝わった後、お父さんはちゃんとtatataにテレビの権利を返して自分がその場から離れました。

そんなお父さんだから、『お母さんでなければ』な場面はほとんど無いと思うんですよね。
来年の運動会が被ったら、私が次男  お父さんがtatataの応援に行く予定です。