『クダモノトケイ』というそうだが、初めて開花した。

 4年ほど前に幼稚園のバス乗り場が一緒の人から、沖縄のご主人の実家から送られてきたというパッションフルーツとニガウリをいただいたことがある。


 ニガウリはお店で買うものとは比べ物にならないくらいのみずみずしさで、これなら毎日だって食べたいと思ったのだった。パッションフルーツは買ってまで食べたことも無く初めてだったので上手に食べられなかったが、とてもよい香りと強い酸味が印象的だった。

 そして、ぷうはタネをまいた。パッションフルーツの方である(ニガウリは食べられなかった)。それ以前に拾ったどんぐりを埋めておいたら芽が出たので、以来、タネはまくことに決めているようだ。

 意外にあっさり発芽し、ベランダに置きっぱなしの大鉢で、冬も越し、当然といえば当然か夏の西日にもまけず、今に至った。昨年は、念願のつぼみを1つつけたのだがちゃんと開かなかった。4年目にして、待望の開花である。しかもいっぺんに2つ。

 次の目標は、ずばり『収穫』。


 結実のためには『花に水をかけないように注意』(趣味の園芸7月号より)した方が良いらしいが、この開花した8月1日の朝は一時ではあるが強いにわか雨が降っており、普段吹き込むことはない我が家のベランダが水浸しになったのだった。が、つぼみは次々できつつある。地道に水やりに励みたい。