「・・・ 結局 コ・ミニョが飼育委員になった話しのオチはなんなんだ？」
会社へ向かう車内で 俺は思わず一人つぶやいてしまった
ミニョを家まで送り 着替える間待っててやるから
会社まで このまま送るといったが
「そんなことして 誰かに見られたら私 暗殺されますー！
テギョン常務は とっとと会社に行ってくださいよーー」
最後は シッシと追い払われるようにして
ミニョの家から 直接会社に向かうことにしたのだが
信号待ちの間に ふと 昨日の話しを思い出した
話しの続きが気になるなんて
まさに 千夜一夜物語じゃないか
・・・ しかし 語り手のシェヘラザードは出来損ないだがな
続きが聞きたければ また 夜を待つしかないのか
まぁ いくらあいつがポンコツでも
オチを忘れましたー なんてことはないだろうから
そのうち聞くことにしよう
きっと くだらないオチなんだろうけどな ・・・ くくくくくっ
久しぶりに よく眠れたからなのか
朝から 笑ったからなのか
いつもより スッキリした気分で 俺は出社した
☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
「をぃ！ お前！！
なに 知らん顔して帰ろうとしてるんだ？」
仕事終わりに 会社近くのコンビニから出たところで
聞いたことのある声に 恐る恐る振り返ると
愛車を背に にっこり笑ったテギョン専務がいた
・・・ うっわー 黒い笑顔ですーー
フリーズして固まっている私の腕をつかんだ テギョン常務は
「コ・ミニョ ・・・ まさか この後の仕事
忘れてないよな？」
「えっと ・・・ 昨日限定の単発バイトじゃなかったんですか？」
じりじり後ずさる私の目の前に ビシッと人差し指を立て
「一日だけ眠れないのは 不眠症とは言わない
言うなれば 俺はこのコンビニのように 毎日 ２４時間不眠症だ
お前も社会人なら
一度 受けた仕事を 自己判断で勝手に辞めるのは良くないと思わないか？」
説教をかます テギョン常務に
思わず
「ファンタスティックなイケメンなのに
めっちゃ 面倒くさい人ですね
面倒くさくって こっちの都合なんてお構いなしで
どうして 私の周りには そんな困ったちゃんだらけなんでしょう」
愚痴ってしまった 私の言葉に反応した テギョン常務に
「お前 もしかして ダメな男とかに引っかかってるのか？」
「男と言えば男ですけど
私のお兄ちゃんですよ！」
投げやりに答え
「行きますよ！ 行けばいいんでしょ！！ ・・・ 寝かせ付けに
なら 今日は 私のお兄ちゃんの武勇伝を語りましょう」
周りの目もあるので とっとと車に乗り込むと
運転席に乗ったテギョン常務は シートベルトを装着しながら
「昨日の飼育委員の話しと
お前の兄貴の武勇伝
どっちが より くだらないんだ？」
これまた くだらないことを真剣な顔で聞いてくるので
「それは 聞いてみてから判断してください
でも 期待しないでくださいよー
私は 所詮 出来損ないのシェヘラザードなのでーーー」
と ほんのり嫌味を込めて答えたのだった
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お付き合いありがとうございます。
今回のお話し
ミニョちゃんとテギョンさんの 夫婦漫才のような
掛け合いを楽しんでもらえたらーと 思っていますｗ
恋愛要素少な目ですみません（土下座）
もうそろそろ ミナム兄ちゃんが出てきたり
ヘイさんの浮気相手の正体がわかったり
テギョンさんが ヘイさんと婚約したのにも理由があったりと
お話しが動き出します
早くそこまでたどり着きたいんだけど
なかなか 行きつかねーー
そのうちたどり着くので 少々お待ちをーーー
ちゃまじさんが 秋の花粉にやられて
鼻水ズルズルの日々を過ごしていますｗ
春は スギで
秋は イネだねー
って 検査したときに医者から言われたんだけど
もう イネって終わってない？
他にもなにかあるのかな？？
鼻かみすぎて 鼻の周りが真っ赤だし
前頭葉が重いそうですｗｗ
仕事もはかどらねー っていってたｗｗｗ
