心配性の母 | ママ、わたしは生きていくよ。

ママ、わたしは生きていくよ。

バリキャリ母と、平凡娘ひとり。
母子家庭を襲った母の癌。
闘病3年9か月で風になった母。

母の知らないわたしを徒然したためます。

昨日の寒さとは打って変わって

あたたかな今日。

 

先日、蓄膿と診断された母は

抗生物質のおかげで1か月に及ぶ咳から解放されつつある。

 

ただ体力はかなり削られたよう。

 

「体重減った。咳でめっちゃ体力消耗したし

 咳のせいで食欲減退したし。」

うなだれたスタンプとともに

疲れたメッセージが送られてきた。

 

咳の消費カロリーは、1回で2キロカロリー。

もちろん1回の咳ではおわらないから

ワンセット5~6回として1か月・・・。

そらそうなるわな。

 

わたし自身、喘息が悪化したとき

2か月の咳で4キロ落ちた。

痩せたというよりは、げっそりと疲弊した。

 

抗生物質の功績に拍手を送りながら

疲労困憊の母に

わたしが明日から車で旅行に行くことを伝えた。

 

途端、

疲れたとウダウダした感じが一変

 

「とにかく安全運転」

「ロックして。」

「あと、逆走も。」

「電車で行ってほしい、ほんまは」

「女ふたりやとなめられやすい。」

 

怒涛の心配症ラインがポキポキポキポキ w

しんどいんちゃうの?と

笑ってしまう。

 

 あげだしたら、きりないで

わたしの苦笑いメッセージに

「ほんまに心配しぃやな~私・・・」と

自覚症状ありの母の言葉に

以前ならうっとうしく思っていただろうに

心配してもらえるという嬉しさの方が勝った。

 

ここまで心配してくれるのは、母だけなんだろうな。

 

心配されている喜びを噛みしめて

明日からは旅行!

友人との癒旅行!

7年ぶりのわたしの旅行♪

 

いやなこと全部家において

少しの間母であることもお休みして

体調が戻ってきている母に安心して

 

心置きなくいざ 伊勢へ。