ん? | ママ、わたしは生きていくよ。

ママ、わたしは生きていくよ。

バリキャリ母と、平凡娘ひとり。
母子家庭を襲った母の癌。
闘病3年9か月で風になった母。

母の知らないわたしを徒然したためます。

最近母に心配をかけることがあったり、あったりw

 

母は様子を見に

よく家に来ては

趣味ともいえる掃除をうきうきとしていく

 

わたしは大いに助かるし

2女はわたしと遊べるからご機嫌だし

いいことづくめ

のように見えるけれど

 

母、一応病人キョロキョロ

 

「たのしみやから ええねんええねん」

どっぷりとその言葉に甘え切っていたら

 

いつもは洗濯物を干しに行くことはわたしがするのに

膝から降りない2女

2女に甘々のとろんとろんの母は

干しに行ってくれたのだけれど・・・

 

ヒュイー ヒューイー

 

喘息音で聞きなれた苦しそうな呼吸音に振り向くと

階段下で母が一息ついている

 

ん?

え?この段数で?

 

正直見過ごせないほどの呼吸音

本人はいたって無自覚で

というよりは、いつものことのような顔をしている

 

そうか、階段の上り下りなんて見る機会がないから

見過ごしてきたんだ

 

アバスチン単剤療法になってから

間違いなく呼吸が苦しくなっている

 

一気に不安に押しつぶされそうになった

診察結果を言わなくなった母

心配かけたくないんだろうけど

心配はしたくてするものなのよ

 

「あんたが安定してへんのは嫌やけど、

 その逃げ道になるっている生きがいができたやん」

 

母がわたしに言ってくれた言葉

心配かけ続けたら元気でいようと励みが出る?

それならわたしは心配かけつづけるよ

 

まだまだママが必要なわがままなわたしを許してね

 

大人になり切れないわたしでも

今度の水曜

診察結果だけは必ず聞こうと心に決めた