大漁旗、法被、ゆめたまご、彫り進み版画。 | ママゲリア聖子の大阪ロマンチック

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北大阪在住、食いしん坊で呑んべえのなかよし夫婦のいろいろを記録しておきたいと思います。こんなに楽しい毎日、本当に感謝しています。

本日も盛りだくさんの研修会。

たくさんの方が、それぞれ熱心に教材研究されていて、日に日に充実度は加速しているみたいです。
そんな中、せっかく研修に来ていただいているのに、
「これでいきましょう!」
とバチッと来なくて、積み残し宿題みたいなケースももちろんあります。
せっかく時間の都合をつけてわざわざ来ていただいているのに、充分力になれなくて、申し訳なく思っています。

三日間連続で通ってきてくださる方もおられます。
これは、プリミティブなイメージの動物モチーフの仮面。
ボール紙をホッチキスで止めて形を作り、絵の具で塗装し、さらにクレパスで模様を描いています。

長い鼻の部分はもっとぞうさんらしくクルーンと長くなるように改良するそうです。


午前中は、運動会の団体演技の「ソーラン節」の時の衣装と小道具作りの研修会でした。7つの学校から参加者が集まりました。
ソーラン節の群舞は運動会では定番で、主に五年生がすることが多いみたいですが、三、四年生が踊るという学校もあり。

揃いの法被にの背中にそれぞれ選んだ漢字を一文字、そして大きくはためかせる大漁旗。

大漁旗って、漁港が近くにはないこの辺りの子供たちにとっては、見たことのないものですね。
なんのために大漁旗ってあるのかな?
ネットで画像検索したら、大漁旗のデザインはいろいろ見つけられるけど、せっかく子供たちが自分達で作るのですから、クラス旗、学年旗であるっていう要素も入ったデザインの方がいいかな?

これは、学校で飼ってるナマズと校名に出てくる桜の花、そしてみんなのスローガンが組合わさったデザインです。


朝日新聞のマークみたいな紅白の放射状の縞模様は大漁旗らしい華やかさが表現できますね。
使っている絵の具はアクリル系のもので、ターナー社から発売されているのは「イベントカラー」、サクラクレパス社から発売されているのは「クイックペイント」という名前です。
「しょうどうが」を描くときと同じものです。

アクリル絵の具の方が、雨や汗に強いのでにじみませんが、コストの問題があるのでポスターカラーや普通の水彩絵の具で描くのもありです。
服についたら取れません。机や床を汚したら、こびりつかないうちに濡れ雑巾で拭き取りましょう。

90㎝×130㎝のサイズで作りました。
大漁旗制作チームを結成し、グループで協力して描くのがいいでしょう。

クラスに1枚ずつ作るとしたら、みんなが集まって作業できる広いあき教室があるといいでしょう。
塗料をシェアするのと、絵の具が乾くまで時間がかかるので、広げて置いておける空間が必要です。


こちらは、法被の背中の文字。

イメージは、勇壮で華のある文字が描きたいですね。
下書きは半紙に習字用の太筆で書いてさらになぞって太くしました。はらいやはねは大袈裟に。
それでもやっぱりちょっと小さいと感じたので、B4からA3サイズに拡大コピーしました。

裏側にチョークを塗ってトレースダウンします。

白のアクリル絵の具で書きました。ちょっと飛沫を飛ばしたりしてカッコつけてみた。

長い法被の裾模様に砕け散る波頭を描くのもいいのですが、時間が足りなくてそこまでいきませんでした。
その工程の画像はいずれまた掲載しますね。


「しょうどうが」やってみたいという方がよくおられます。

段ボールに画用紙を貼って一応鏡や写真を見ながらクレパスで鼻からスケッチ。
細部は書き込まず、すぐに絵の具へ。


あっという間にこの通り。
誰が描いても愉快なしょうどうが。


ステンシル版画の自画像も人気です。



こちらは、針金で芯を作って粘土を巻いて作る人形の作品です。この技法は定番だけれど、こちらの小学生は、5年生がみんなで行った林間学校の情景をあらわすことにしたというのが、オリジナルのアイデアです。
キャンプファイヤーや、山登りの場面をジオラマみたいに作りたい。

アルミの針金とふわふわ粘土が材料なので、この人形は意外に軽くて、段ボールの裏側から突き出した釘一本で固定できます。
足元に気を付けながら山を下っているリアルなポーズがよく見えます。登っているところだと、後ろ向きになるので背中しか見えないですよね。

一緒に登った友達と交わした言葉を吹き出しに書き込みます。


今回いちばん苦戦したのが彫り進み版画です。
私には作ったことも指導したことも経験がないのです。
教科書を見ながら試してみたけど、印刷するたびにずれてしまうし、コツがつかめませんでした。



この先生のお花はとてもきれいなのです。

黄色の版画用のインクが必要ですね。

彫り進み版画は後戻りできないので、なんだか怖い…。


どなたか、彫り進み版画を教えていただけないでしょうか?


こちらは、水墨画です。

基本的なテクニックを何種類か試したら、にじみ止めをしていない画仙紙に、自由に絵を描いていきます。

墨の濃淡、かすれ、にじみなど、偶然生まれた墨の表情を見立てて描く水墨画は、自由で楽しいものです。

描いて生まれた形を、命のある生物に見立てて、イラストに起こし、色を塗ったり、粘土で立体にしたりするのはどうだろう?って、アイデアが広がります。


こちらはみんなの憧れ「ゆめたまご」。

後半の技法をやって見せてくださいました。

前回、夢を書いた紙を包んだカプセルを、紙粘土でくるんで卵形に成形して乾燥させておきました。
つるすべになるまで紙やすりで磨いて、アクリル絵の具でグラデーションに塗り、ポスカやボールペンできれいな模様を描きます。

ラインストーンまで貼り付けてデコりました。
先生は、これを同僚の出産祝いに差し上げるのだそうです。

私の卵もヤスリかけまで終えてピカピカです。早く塗りたい。




晩ごはん。

今夜は第三回トルティーヤパーティー。

旨いです。
今回もフレッシュハラペーニョはないけど。

ポテトサラダと。

白いワインと。


また台風?
来週はキャンプなのに?
ひどい目に合うかな?
命だけは大切にして、人様に迷惑をかけないように気を付けよう。