日曜日に思うこと。 | ママゲリア聖子の大阪ロマンチック

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北大阪在住、食いしん坊で呑んべえのなかよし夫婦のいろいろを記録しておきたいと思います。こんなに楽しい毎日、本当に感謝しています。

この日曜日も、似顔絵を描きました。

以前勤務していた小学校区の、公民館の文化祭。もう12年も毎年似顔絵コーナーを担当しています。

懐かしいホームグラウンドという感じ。いちばんリラックスして描ける場所です。隣に座って準備やサポートをしてくださる方とも、12年のお付き合いです。いつも細やかな配慮をしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

年に一度の文化祭では、昔馴染みの人と、再会を喜ぶ挨拶を何度も交わします。

幼稚園に行ってた頃から、必ず毎年来てくれていた人はとうとう中学生になったので、今年は姿を見ませんでした。彼女のおうちには7枚もの、私の描いた似顔絵があるはず。

今回末っ子ちゃんを描いて、これで5人きょうだい全員がモデルになってくれたご一家は、来年はご両親がご夫妻でいらしてくれるとお約束しました。ご結婚20周年なのだそうです。

この子は描いたことあるな、と思う人も何人もいます。なかには、先週の会場でも描いた少女が、髪型を変えてまた来てくれたり。

そして、嬉しいのは、もう転勤して5年にもなるのに、当時の小学生の保護者のママたちが、おしゃべりするために集まってくださることです。
それぞれのお子さんの近況を伺い、眩しい成長ぶりに感激します。

25枚の予約数はすぐにいっぱいになってしまって、
「来年またいらしてください。」
とお願いすることもあれば、
「やっと今年間に合ったのです。」
とおっしゃる方も。

続けているからこその、嬉しいことがあります。これからも、ご縁が続きますように。


朝、考え事をしながら公園を歩きました。

これは、皇帝ダリア。大輪の花が満開です。
3~4メートルくらいの高さあるかな?

今年は、気温が下がらなくて、紅葉の色が鈍かったのです。我が家から見える公園の桜の樹が、息を飲むほど赤く鮮やかな年もあるのに。

考えていたのは、パリで起こったテロのことです。

許しがたい悲しい行為であるけれど、私はテロリストにも悲しみがあったことを忘れてはならないと思います。異なる宗教、異なる文化、小さな地球に多くの民族が生きているのですから、ぶつかり合うのは人の常。どちらかの肩を持つものではありません。

息子がひとり、ヨーロッパの街で暮らしているので、似た行為が各国に連鎖したら恐ろしいと思い、パリのことにはショックを受けました。事件は、多くの人にとって改めて世界の均衡について考え、意思表示をして、自分にできる行動をとるきっかけになったのです。

パリは美しい街で、事件のあったその時間、人々が楽しく平和に暮らしていたであろうことを想像できるから、それを乱した行為に対して、私たちは憎しみを抱きます。
けれどももう、ずっとずっと長いこと、平和状態を知らずにある世界の国々にも、思いを至らせなくてはなりません。そこで行われていることに、もっと目を向けなくてはなりません。



ともかく今は、世界のすべての人々に平穏が訪れるように祈ります。



市民病院のICUに入った人を見舞ったことがある人なら、この絵に見覚えがあるかもしれません。
私はこれまで何度か、まんじりともせず、ICUの前の廊下にかけられたこの絵を見つめて時が過ぎるのを待っていたことがあります。

昨日は、連絡をいただいてから少し時間がたってからしか駆けつけられなかったため、この部屋に行ってみたら、彼はもう一般病棟へ再び移動した後でした。

蜘蛛の巣に捕らわれた昆虫のように、ひとりの年若い友人の、病状が気になって頭から離れません。

病室で、ご家族と話しながら、彼の手の体温を感じ、浅い呼吸が規則正しく続くのを見守って、可能な限りの念を送りました。

そしたら、お見舞いに集まっていた彼の同級生たちのひとりが、
「ここにいるみんなの思いが伝わって、よくなっていってくれると思う。」
と、私と全く同じ心境の言葉を呟いてくれました。

友達に、恵まれているね。たくさんの同級生が詰めかけていました。

おかあさん、明日も来ますね。
彼に頼まれて描いた似顔絵を、届けに来ます。

今度会ったときは、危機を脱して笑顔を見交わせるような気がしています。ずっとずっと、片時も忘れることなく、祈っています。



夕方には、おばあちゃん(義母)を、癒やそうと思って、義父のお見舞いの帰りに、お茶に誘いました。

たまには、甘いものはいかが?

そしたら、とても喜んでくれて、オススメのパレオドールのミニサイズのパフェに挑戦してくれました。
アメージングな仕組みの絶妙なハーモニーのチョコレートたちに、何度も感嘆し、素直な乙女であるおばあちゃんは、お店の人に、その気持ちを告げました。

ミニサイズは千里中央店のオリジナル。
私たちには、ことにおばあちゃんには、このサイズがありがたいのです。
そしたら、そのサイズの商品を提案をしたという若いスタッフがニッコリとても喜んでくれました。はにかみながらのどや顔が見られて、嬉しくなりました。

おばあちゃん、素敵ね。なんでも物怖じせずに言葉にして告げるのには、時々はらはらさせられるけど、こうして気持ちが通じるのは、お話ししたからだよね。

本当は、癒されたのは私。