また悲しい事件が起こってしまいました。
みんなの大好きなParis。
爆音がして、楽しい場所は血に染まり、尊い命が失われ、市民の安全な暮らしはまたもや崩壊してしまいました。
暗黒に覆われて、子供たちは、どれほど怯えていることでしょう?
世界の構造は複雑で、ひとつの地球を多くの民族がシェアして暮らすのだから、真の平穏の日々がやって来ることは不可能なのかもしれません。
けれども、少なくとも、1日も早く、Parisと世界の人々の涙がかわき、怒りがしずまり、笑顔を思い出せる時が来ることを祈りたいです。
この日、たまたま私は、赤くて小さな姫りんごをたくさん買い込み、おうちの冷蔵庫に保管しておりました。
祈りの気持ちを、直ちに表現したくて、手近にあったこのりんごの写真を撮って、Facebookに投稿することにしました。
熟した果実の色彩が美しいと思ったからです。
目に止めたひとが、何かを感じてくれたらそれでいいと思いました。
りんごを買ったお店は、近所のお花屋さん、「cherry Berry flowers」です。
カウンターの上に、このように置かれていて、たいそう美しいと思いました。
週明け、工作クラブの子供たちと一緒に、「スワッグ」を作りたいと思って、材料を集めていたのです。
スワッグとは、このような形のものです。
下の写真も、cherry Berry flowersさんで、見せていただいたものです。
数種類の樹の枝を束ねてあって、このまま好きなところにディスプレイするもよし、ほどいてリースに組み替えてもよし、という素材として販売されていて、店主の真子さんが、
「こんな可愛い箱に入っているんですよ。」
と、見せてくださいました。
学校の庭には、何本かの針葉樹の樹木があるので、子供たちと、その枝を取りに行って、形よく束ねて、松ぼっくりやどんぐりの飾りをつけて、リボンをかけようと思うのです。真子さんにその構想を話して、
「赤い木の実があったらそれをワンポイントにしたいんだけど。」
と、相談しました。
真子さんは、お花屋さんとしてセンス抜群ですので、こんなときいつも秀逸なアイデアを提案してヒントをくださいます。
そして、りんごのヘタにワイヤーをくくりつけるもよし、おしりの方に木の枝を刺して束ねてアレンジするもよし、とすすめてくださったのです。
子供たちに、ひとつずつ使わせてあげようと思っていたりんご。食いしん坊な子は、飾らずに食べちゃうかな?
「食べちゃいけませんよ。」
と、一応言うけど。
姫りんごの祈りのことも、話してみよう。
小雨混じりの週末の朝。
いつものように、「彩菜みまさか」へ。
1週間分の野菜を買い込みます。
クレソンは2把、黒豆の枝豆も2袋。そして、豆大福とを購入して、実家のおかあさんのところへのお土産にしました。
父も、母も、それなりに元気にしていてくれて嬉しいことです。
晩ごはん。
八百屋さんの次に寄るのは、「大起水産」。ここでは、鳥取県境港から運ばれた魚が手に入ります。
この日選んだのは鯖。3枚におろしてもらって持ち帰り、すぐに塩をして、数時間後に合わせ酢に浸して、大好物のきずしを仕込みました。
夕方帰宅した夫が、皮を剥き、骨を抜いて、一部はバーナーで炙ってくれました。
生でいただけるホタテ貝柱と、海老を剥いて、シーフードグラタンに。子供の頃、実家の母が作ってくれたレシピです。マカロニがなくて、リボンの形のファルファッレというショートパスタを使いました。
「冬華」と書いて売られていた菜の花を胡麻和えに。
黒いゴマ豆腐、黒豆の枝豆。
酒は鳳凰美田。
食後、エスプレッソと共に、マダガスカルのカカオを使ったチョコレートを一口。酸味があります。
脅威が拡大しないことを、祈りましょう。