ミラノヴィンテージウィーク。 | ママゲリア聖子の大阪ロマンチック

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北大阪在住、食いしん坊で呑んべえのなかよし夫婦のいろいろを記録しておきたいと思います。こんなに楽しい毎日、本当に感謝しています。

11月初旬にミラノ郊外で開催されたヴィンテージウィーク。
オートクチュールのアーカイブをまとめて生で見られるチャンスだったようで、次男坊が写真を送ってきてくれました。トルソが着ているドレスはすべてヴァレンチノのものだそうです。

学校では、オートクチュールコレクションのパターンや手仕事の刺繍を学ぶ実習も始まるとのことで本物が間近で見られて貴重でしたね。



日本のキモノ風な位置に模様が入ってますね。

個性的なフードのついたセットアップ。

美川○一さんを思い出してしまった。

こちらは○沼恵美子さん風?

何年ごろのどなたがデザイナーのときのものなのか私にはわからないですが…。





そして、こちらは次男坊が学校の実習で試作した、シーチングで作ったトップス。ルネ・マグリット先生の「グランファミーユ」がモチーフですね。

君、ホントにこの絵好きだね。

中学生の夏休み、美術の宿題のレポートを書くために、この絵を見に宇都宮の美術館に行ったね。教科書に載っているいちばん好きな絵が、どこにあるのか調べたら、ベルギーにあったはずの「大家族」(グランファミーユ)が、宇都宮市立美術館の所蔵になっていたのです。

この鳩のフォルムをアップリケしたブラウス。どんな素材で作るのかな?
ひとり45点も、デザインのパターンの提案をしなくちゃならない課題だそうです。2月のミラノファッションウィークの時には、同じ学校のマスターコースに通う仲間と合同で、コレクションの発表会を行うそうです。
ほんとはお母さん、喉から手が出るほど、行ってみたいですっ!仕事は休めないし、お金もないですけど。


ミラノでは、現在?なんだか近々?なんだか聞きそびれちゃったけど、ゴーギャン展とモネ展が見られるそうです。
次男坊は、美術館のどこかで、かつて子供の頃京都か神戸で出会ったことのある名画に再会し、懐かしい親しみを感じる経験をするのでしょう。くそ羨ましいです。

電話をくれたこの日。学校の同じコースで学ぶ、アフリカ大陸出身の仲間が、なかなかビザが取得出来なくて、1カ月遅れでやっと合流出来たそうなのですが、急な展開で住むところが決まっていないので、知り合いに情報を尋ねるのだとか言ってました。
彼は自分も、見知らぬ国で住むところを決めたり、日本の領事館でビザが発行してもらえなくて途方にくれていたとき、親切な人が力を貸してくださって、窮地を救っていただいた経験があります。
どなたかのお役に少しでもたてるまで、イタリアの生活に馴染んできたことも、嬉しいです。


晩ごはん。

トマト鍋です。
前夜のにんにくの効いたトマトソースに、カットトマトの缶詰め、チキンスープの素、少量のアンチョビソース。後は野菜を煮込んで甘味を出します。

キャベツ、キノコ、玉ねぎ、鶏モモ肉、そして、燻製の香りが美味しいソーセージ、ブロッコリー、3色のニョッキ。

お味の決め手は、具材を小鉢に取ったらその都度おろすパルミジャーノ・レッジャーノ。チーズのおまけにもらった、ハンドルを回転させるチーズおろしが役に立ちます。

フライドポテトと、枝豆。

ニョッキのお陰でお腹いっぱいになったので、この鍋のお楽しみ、チーズリゾットは翌朝の朝ごはんに。

ノロケと言われると困りますが、夫は毎晩ご飯の度に、幸せだ幸せだと言って美味しそうに食べてくれます。そんなこと言われちゃって、私の方こそ幸せです。
何が言いたいかと言うと、思ってることを声に出して言ってくれるのはありがたいということです。
マイナスな感想を吐露するのをぐっとこらえるのも大切だと思いますが、プラスな感想もあらたまってあまり口に出して言わないものですけど、
「楽しかったね。」
「美味しいね。」
「頑張ったね。」
って、家族が言ってくれると、なんとも情緒が安定するなぁと思うのです。ダメ出しだけされてたんじゃ、やる気出ないですよね?
いや、もちろん美味しいもの作らないと言ってはもらえませんけどね。

幸せ、とか、大好きっていうワード、もっと日常使いすべきですね。