レオンのご飯

先日レオンのお靴の相談に乗ってもらったお友達から手作りご飯に関する啓蒙本をご紹介いただきました。本村伸子さんという獣医師の方が書かれたもので二冊ほど手に取ってみました。その中で食品添加物の説明がありなるほど皆さんが海外製のドッグフードに拘っていたり手作りを頑張っている理由が判りました。

レオンのご飯は獣医さんに紹介されたものを食べさせてきました。今は関節用の療法食を食べています。原材料に関しては何の肉か明確に書いてあるものでミール表記等は避ける程度の知識で添加物など気にもしたことはありませんでしたが、改めて今食べているドライフードの療法食には気になる食品添加物は入っていない（表示を信用するとして）ことは確認できました。

気になる添加物、というのはいろいろなサイトを自分で解らないなりに視てピックアップしてみたものです。ドッグフードに使われている添加物は沢山ある（範囲が広すぎて手に負えない）のでレオンがトッピングでよく食べているシーザーのウエットフードに使われているものについて調べたところ以下の3つが気になりました。

・亜硝酸Na

・EDTA-Ca・Na（エチレンジアミン四酢酸カルシウム二ナトリウム）

・二酸化チタン

様々なサイトで記載がありますが亜硝酸Naはソルビン酸やネオテーム（甘味料）などと反応して発がん等の懸念を示す物質が生成されるそうです（※１）。ソルビン酸やネオテーム単体では危険性は低いようなのでそれらを制限するのではなく亜硝酸Naをなるべく除いてリスクを減らそうと考えました。

EDTAについては缶詰や瓶詰に限って使用されるようですが海外で広く使用と記載されておりました（※２）。自宅にある缶詰を確認してみましたが原材料としての記載はありませんでした。フランス産のコーン缶やニュージーランド産のグラタン、ホワイトソース、国産の茹で小豆、タイ産の果物缶詰、イタリア産のパスタソースなどを確認。人間の食べるものには既に使われていないのでしょうか。2013年度の「食品添加物一日摂取量調査」エチレンジアミン四酢酸塩測定結果という報告書には「1991年以降日本人は摂取していない」と記載がありました（※３）。日本では懸念物質として認識され（※４）、使用しなくなってきているのでしょうか。そうであればレオンにも食べさせたくない。

最後の二酸化チタン（表記によっては酸化チタン）に関しては愛玩動物飼料としての添加量についての規制が無い事（※５）、既にフランスでは人向けに使用を禁止していること（※６）などからなるべく避けておこうかな、と思いました。

食品添加物は機能を持っていてそれが無いと製品が出来ないものもありますし、食品添加物としてきちんと安全性が認められているものです（※７）。但し、人向けであれば一日の摂取量/体重kgが決められていたり表示のルールが決められているのでその通り安全なのだと思いますが愛玩動物用飼料として規制のないものもあるので私のレオンには摂取の自粛をしたいと思いました。しかし、全ての種類を避けることは現実的に無理なので先程の3点をなるべく避けてみようと思いました。

次に、具体的に。シーザー缶の種類は40種類弱（成犬用のみ）確認できました。それらの中で気になる3点が含まれていないのは10種類ありました。以下のものです。

・自然素材レシピと表記があるもの　8種類（調べがついたもの全て）

・彩りサーモンポテト・ニンジン入り

・ふっくら白身魚野菜入り

10種類あるので、いろいろ味を変えて楽しめそうです。自然素材はまだ試したことが無かったので新しい発見でした。今度買ってみるね、レオン君。

ご飯決まった？

最後にお願いです。ここに記載しましたことは個人的にネットで得た情報から個人の判断でこうしたいな、と思ったことをシーザー缶に限って絞ってみたものです。それ以外が危険ということを示唆しているわけではありません。私がシーザー缶のヘビーユーザーだからこそいつも食べさせるものとたまに食べさせるものの仕分けをしたに過ぎません。お読みになった方でシーザー缶ユーザーさんを不安にさせることは本意ではありません。私の知識不足から情報を間違って判断している可能性や他の見解があるだろうことは十分承知しています。お気づきの点がありましたらご指導いただければ幸いです。

以下は参照文献です。

※１　

ドッグフードの危険な原材料｜「体に悪い添加物」編【完全版】酸化防止剤、保存料、甘味料、着色料、そして隠れた添加剤について解説します。