「ボディガード」〔監督ミック・ジャクソン 135分)

話の内容は、黒人女性のスターを白人男性のボディガードが、命懸けで守る話

いきなり主人公のフランクが、雇い主をボディガードしながら銃を撃つシーンで始まるのが、ボク的に良かった。その後のクレーンでカメラが上がり、カメラを手前に引いて、駐車場の屋根の鉄骨から蒸気が噴き出しているのを撮る撮り口が、ヘンテコだった 

家でナイフを投げる練習をするシーンが良かった。1本目はハズレ、2本目は後ろにいた依頼人の方に投げ危なかったが、後はきちんと投げて柱にナイフが刺さる

クラブでのイベントの時に、大勢の観客にレイチェルが揉みくちゃにされる中でのフランクのボディガードも感じていた程上手く撮られていなかった

フランクと用心棒のトニーとの対決が印象に残った。フランクがトニーを圧倒。

フランクとレイチェルのデートで、黒澤明の「用心棒」を観て、バーでカントリーソング「I Will Always Love You」が流れる中でチークダンスを踊るのが良かった。フランクとレイチェルがデキてしまうが、フランクが雇い主のレイチェルとデキてしまった事を後悔し、そんなフランクにレイチェルが怒り、険悪で気まずい関係になるというのが印象に残った

ホテルでのチャリティーディナーショーで、フランクへのあてつけに、元フランクの同僚ポートマンとレイチェルがすぐにデキそうになる、レイチェルの尻軽ぶりが、ボク的に嫌だった

レイチェルとの関係でイライラして、フランクが厨房で隠れてタバコ吸って休んでる男を殴り倒して血だらけにし、その男の女房に止められるのが印象に残った

レイチェルの家族だけで、フランクの父親の田舎のロッジに避難しにやって来るが、殺し屋を依頼したのはレイチェルの姉だったので、そのロッジにも殺し屋がやって来て、ボートに爆弾を仕掛けてレイチェルの息子が危うく死にそうになったり、殺し屋とフランクのロッジ内での銃撃戦でレイチェルの姉が射殺されたりするのが、ボク的に印象に残った

最後のアカデミー賞の授賞式で、殺し屋がポートマンと分かるが、フランクがレイチェルを命懸けで守って、撃たれて血を流しながらもフランクがポートマンを射殺して、命を懸けてフランクがレイチェルを守った事で、2人の愛が更に燃え上がる、というのはベタだが良かった

最後の有名な歌「IWill Always Love You」のホイットニー・ヒューストンの歌唱力は流石だった♪

全般的に 

命を懸けて守ってくれたボディガードを愛するようになるというのは、ベタだがロマンチックだった

しかしクラブでのイベントや最後のアカデミー賞受賞式での、大勢の人の中で犯人が襲ってくる緊迫感や大勢の人が騒然となる感じは、あまり上手く撮られていなかった

所々寝てしまい意識が飛んだ、ボク的には残念だった作品





「チリンの鈴」〔原作やなせたかし 47分)

狼に母親を殺された子羊が、弱い羊は嫌だ、強くなりたい、と一念発起して、母親を殺した狼に弟子入りして、成長して立派な角を持って強くなるけれど、狼が一緒にお前の故郷の牧場の羊達を襲おうと提案し、獣になったチリンも同意するが、チリンが番犬達を倒し、羊を襲おうとした時に、自分と同じように子羊を母親羊が庇ったのを見て、獣のチリンが子羊の頃の優しさを取り戻し、それでも羊を襲おうとした仲間で母親の仇の狼を、チリンが一騎打ちで倒すが、もはや獣になってしまったチリンは、羊なのに羊の仲間達から恐れられ嫌われてしめ出され、1人孤独に雪の吹雪く山奥へ帰っていく、というストーリーで、無茶苦茶オモロかった

最初の子羊のチリンは無茶苦茶可愛く、動きも可愛くコミカルなのが、獣になったチリンではチリンは精悍で怖く、動きも速く鋭いという、子羊のチリンと獣になったチリンとのコントラストを際立たせる事によって、ストーリーのオモロさを増幅していたのも無茶苦茶オモロかった

弱肉強食で、弱い羊は強い狼に殺されても何も出来ず泣きねいりするだけと言うのも嫌だが、かと言って強い狼が幸せか?と言えば、決して幸せではなく、孤独で常に死を意識して生きねばならない宿命、という羊も狼もどちらも幸せでないというのが、やなせたかしっぽい単純でないメッセージ性だとボクは感じた

子供用アニメだったけれど、52歳の初老のボクでも考えさせられる、無茶苦茶オモロいアニメで、ついつい最後までガッツリ観てしまった作品




「ドミノ」〔監督ロバート・ロドリゲス 94分)

話の内容は、人を操る事が出来る能力を身につけた一家の話

銀行でのアクションが楽しかった。特に、女が服脱ぎながら道路を渡って派手な車の衝突事故が起こり、消火栓を倒して水柱が上がるのと、屋上で警官同士が相互に撃ち合って自滅する、シーンが印象に残った

占い師ダイアナの店では、催眠術をかけられた男が、バイクで店に突っ込んでくるアクションが楽しかった

ダイアナを警察署に連れて来た主人公ロークが、相棒のニックスに襲われるアクションが楽しかった。特に、ニックスをロークが手錠で牢屋の鉄格子に繋ぐアクションが楽しかった

カフェでコーヒー飲んでる時の、田舎の保安官をダイアナが催眠術で操るのと、その後の車両基地でいくつかの列車はゆっくり動いてる中でのアクションが、シーン的に楽しかった。最後ロークが敵のデルレーンとデルレーンの操る警官2人に追い詰められるが、画面横からダイアナの乗ったトラックが突入して来て、警官2人をなぎ倒し、ロークを乗せて逃げるアクションも楽しかった

人が入れかわる能力は、話をややこしくしていた

メキシコでの、通りを歩いている通行人とのアクションや、走ってくるバイクをロークが拳銃撃って倒し、そのバイクをロークが奪ってダイアナと2ケツして逃げるアクション、バイクと車が事故って車が激突した建物の壁が崩れるシーン、なんかが楽しかった

ハッカーのリバーのアジトでの暗く機器がいっぱい置かれてる感じが、いい雰囲気だった

デルレーンの電話の声で、ロークがダイアナを殺そうとして殺せない演出はまだるっこしかった

今までの世界は「機関」がロークに見せていた構築世界だったというのがオモロかった

「機関」のハリボテのセットから、ロークが車を奪って、フェンスを壊して逃げ出すアクションが楽しかった

ロークの養親の家での最後のアクションは肩透かしだった。養親が銃を構えている上空にデルレーン達がヘリコプター2機でやって来るシーンは良かったが、結局養親の家は更に強力な能力を持ったロークの娘ミニーの構築世界で、ミニーが「機関」の人達を操って、相互に撃ち合わせたり、デルレーンは自分で自分を撃って倒れていく、自滅アクションは、肩透かしな設定とアクションだった

最後エンドロールの時に、死んでいたデルレーンがロークの養親の父親と入れかわって生き返ったのは、デルレーンの能力の方がロークの娘ミニーより強かった、みたいな感じを出したかったのかな?とボクは感じた

全般的に

人が入れかわる事が出来る設定・構築世界の設定は話をややこしくし、最後のロークの養親の家での「機関」の自滅アクションは肩透かしだったけれど、オモロいアクションシーンがいくつかあり、ややこしい話もナントカ破綻せずまとまっていたので、何回も観たいとか、分からない所をもう一度観て確認したいとかまでは感じなかったけれど、ボクは意外と楽しめた作品