「陽のあたる教室」(監督スティーヴン・ヘレク 144分)
話の内容は、高校の音楽教師の教師人生
ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」を、バラバラでまとまりなく演奏する生徒達のシーンがコミカルだった♪
主人公も音楽教師の仕事を投げやりにやり、生徒達も主人公の授業に関心を持たない「冷えた関係」が印象に残った
休み時間になって、それぞれの教室にいた生徒達が、教室のドアを開けて、ぞろぞろ廊下に出てくるシーンがシーン的に良かった
縦笛を吹けない女の子の時間外特訓や授業でロックを教えたりする主人公が、印象に残った♪
60年代70年代80年代の世相の映像と当時の音楽シーンのラッシュ映像が印象に残った
主人公がバイトで車の免許取得の教官になり、荒い運転する生徒を指導したり、主人公に子供が産まれる時は荒い運転を主人公がして、病院に駆けつける、というのがコミカルだった
リズム感の悪い黒人の生徒に、ドラムのマンツーマン指導して、ハレの舞台、パレードのマーチングバンドで、行進しながら演奏するシーン・演出が印象に残った♪
息子が耳が聴こえないという、障害者への配慮のある作風が、ボク的に良かった
授業中もドラッグでラリってる問題児生徒への指導が印象に残った
リズム感の悪かった黒人生徒が、ベトナム戦争で戦死した時の、墓地での葬儀での軍隊の演奏も良かった♪
学校の出し物の練習での、生徒達が下手に歌い踊る中、歌の上手い女の子が歌うのが、より歌の上手さを際立たせていて良かった♪
生徒達の出し物のショーも楽しかった♪
主人公と歌の上手い女の子が、不倫せず、頬にキスして別れる演出が印象に残った
主人公と耳の聴こえない息子との仲直り、息子のような耳の聴こえない観客でも、ライトの点滅や歌詞を手話で表現して、楽しめる音楽会を主人公が息子の為に開くというのが良かった
95年になると、生徒達が、ラジカセ持ってヒップホップ聴いていたり、パンクな生徒がいたり、LGBTのハシリで男同士手を繋いで歩いたり、するというのが印象に残った
最後講堂に主人公が入ると、多くの生徒、元生徒達が集まっていて、主人公を立ち上がって拍手で迎えるシーンがシーン的に良かった
知事になった縦笛の指導をしてもらった女性のスピーチの、「我々生徒は先生という交響楽の旋律音符の一つ一つです」みたいなスピーチが上手いと感じた
最後の主人公が作曲した「アメリカ交響曲」を、主人公の指揮で教え子達が演奏するラストも良かった(演奏中吹奏楽器にたまったつばを出す前フリ回収もコミカルだった)♪
全般的に
凄いシーンとか、生徒達のオーケストラの演奏や出し物の音楽劇が凄い良いとかはなかったけれど、「型にハマらず音楽を楽しむのが大事」みたいなメッセージ性や、耳の聴こえない障害者への配慮の演出やLGBTのハシリを出したり、政治的センスがボク好みなのが、ボクは共感が持てた
ジョン・フォード監督の、陸軍士官学校の教師の教師人生を描いた「長い灰色の線」を、ボクはこの作品を観て思い起こした作品
