「生まれながらの悪女」(監督ニコラス・レイ 94分)
話の内容は、親族の女ドナから金持ちの婚約者カーティスを奪って結婚したクリスタベルだが、昔の男ニックが忘れられず、しかし今の優雅な生活も捨てられず、どっちつかずのままでいたら、どっちの男にも捨てられるという話
最初のドナのアパートの、中央の階段から来客達が上がって来るシーンがシーン的にオモロかった
ガビーのアトリエの、カーテン開けたら沢山の絵が壁にかけられてるのが出てくるシーンが印象に残った
ドナが金目当てで婚約者カーティスと結婚すると、高価な婚約プレゼントを買う時にクリスタベルがカーティスをたきつけるのがチョットオモロかった
パーティーでのダンスシーンが印象に残った
抽象画に何が描いてあるか?分からない客が、ニックの嘘の説明を真に受ける演出がコミカルだった
舞踏会での、庭に飾る中国風の提灯と舞踏会の演奏ダンスが印象に残った
ニックとの逢瀬の後、家に帰り、衣装を取り出してドレスに着替えるクリスタベルのシーンが印象に残った
ニックとの逢瀬の為にクリスタベルが嘘をついた叔母さんが、本当に容態悪化で死んでしまうというのが印象に残った。それでもカーティスに嘘をつき続けるクリスタベルに、カーティスと一緒に帰って来た叔父さんが「叔母さんは死んだよ」とクリスタベルに告げる演出が印象に残った
セスナ飛行機を運転して空を飛び、着陸して飛行場で待ってたドナと寄りを戻すカーティスが印象に残った
クリスタベルが家を出る時、チャッカリ高級毛皮は持って行くというのがコミカルだった
最後、悪女として有名になったクリスタベルの肖像画の値札を高い値札に変えて売ろうとする肖像画を描いたガビーがコミカルだった
全般的に
優雅な生活を送りたい為に、ドナから金持ちの婚約者カーティスを奪い結婚するクリスタベルという話はオモロかったが、クリスタベルが元の恋人ニックが忘れられず、ニックも好きだが優雅な生活も捨てられず、どっちつかずのままにしていたら、ニックにもカーティスにも捨てられるというのが、ボクはあまりオモロくなかった
どっちも手玉にとるか、クリスタベルがもっと悲惨な末路になる報いを受けるか、した方が、ボクはオモロかったんじゃないかと感じた
悪女さも弱かったし、オチもビミョーでスッキリせず、観る前の期待は大きかったが、ボクはあまり楽しめなかった作品。同じ悪女ならジョセフ・L・マンキーウィッツ監督の「イヴの総て」のようにトコトンやって欲しかった
