「ラ・マルセイエーズ」(監督ジャン・ルノワール 132分)
話の内容は、革命軍が王や貴族達を倒し、庶民が自由を手に入れる話
宮殿内での衛兵達の行進シーンが良かった
革命軍に入る司祭も入れた4人が、山で生活する時の、山の遠景シーンが良かった
マルセイユの海辺の城を革命軍が制圧するのが良かった。樽を運んで、樽の中に銃を持った男が隠れて城に潜入。見張りを倒す。革命軍が2千人と聞いてすぐ投降する国王軍のヘタレぶり。城に革命軍の旗をあげるシーン。なんかが良かった
貴族達の話し合いのシーンが良かった。ピアノ演奏、ヨーヨー、カードゲームなどしながら話し合い、最後はピアノの演奏に合わせて男女と話していた男が踊り出すのが良かった
憲法の会の集まりで、反対派がヤジを飛ばしたら集団対集団の取っ組み合いのケンカになったり、女達が歌い出すのが良かった♪
借金があるのでパリに行けなかったボーミエが、母親が畑を売って借金を返せばいいと言った途端、母親にキスして家から出て行く撮り口が良かった。母親にキスしたボーミエが部屋を出て行った後、カメラは窓の外を映し、屋根で作業している人達が見えた後、ティルトダウンして下の通りを走って去って行くボーミエを撮る撮り口が良かった
最初はラ・マルセイエーズの歌を気に入らないと言っていたボーミエが、マルセイユからパリに行軍している時に歌う事で、ラ・マルセイエーズの歌を好きになる演出がコミカルだった
ボーミエが母親の頬にキスをして、他の兵士達もボーミエの母の頬にキスをして行軍に加わってパリに出発するシーン。行軍している兵士に道端の女が花を渡すシーン。下に川が見える高台を兵士達が行軍するシーン。などマルセイユからパリまでの革命軍の兵士達の行軍シーンが良かった
「ラ・マルセイエーズ」を歌いながら革命軍がパリに行進して入ってくる時の、市民の歓迎・熱狂ぶりを遠景で撮るシーンが凄かった。革命軍の兵士を若いパリッ娘達が、花束持ってキスして兵士達を歓迎するのも良かった
革命軍が林を行進し、食堂に入った後、外で貴族達と市民が衝突し、最初貴族達が優勢で市民達を押していたが、革命軍が食堂から出て市民を助けた為に今度は市民と革命軍達が貴族達を押し返す戦闘シーンが凄かった。数人の貴族達が革命軍に小さなプールに突き落とされるシーンも印象に残った
最後の宮殿での銃撃戦も凄かった。丸太で城門を破り革命軍が宮殿に突入。革命軍が敵の国王軍に投降するのを呼びかけると外にいた国王軍の兵士達は素直に投降し、革命軍の兵士達と抱き合う。残って抵抗する国王軍の兵士達が銃撃を始めて、革命軍は一旦宮殿から退却。宮殿の外で、最初は国王軍が押しているが、市民達が加勢して国王軍を押し返すのが横の路地から見える撮り口。今度は本格的に革命軍が宮殿に突入してきて、抵抗している国王軍を制圧。目隠しして並べた王侯貴族達を革命軍が銃殺するシーン。なんかが印象に残った。
最後革命軍の男が、「庶民にとって自由は手に入らない恋人のようなものだったが、今は抱きしめられる」みたいなセリフを言うのが良かった
馬に乗った将校達を先頭に行進する革命軍の兵士達のシーンで終わるラストも良かった
全般的に
昔学生時代にアテナフランセ文化センターのジャン・ルノワール特集で大スクリーン大音響で観たのに居眠りし、ほとんどどんな作品か覚えていないので、今回リベンジで観直してみようと感じたが、今回も前半はほとんど居眠りしていました。
しかし後半革命軍がパリにやって来て、市民達に大歓迎されるシーンや宮殿での革命軍と国王軍の銃撃戦は圧巻で無茶苦茶オモロかったので、今回は居眠りした所をキチンと観直しました。
前半も海辺の城を制圧する革命軍のシーンやマルセイユからパリへの革命軍の行軍は観ていて楽しく、フランスの歴史を知らず、誰が敵か味方か?誰が誰だか?分からない所はあったけれど、楽しく観られ勉強にもなりました。
革命軍が出来るだけ人を殺さない為に投降を呼びかけたり、敵である王や貴族達も魅力的に撮られていたのも良かったです
2025年初映画鑑賞にこの作品を選んで大成功だった作品。作品の良さが感じられて30年越しのリベンジ達成💪
