「ピート・スモールズは死んだ!」(監督アレクサンダー・ロックウェル 94分)

オープニングの中国映画のワイヤーアクションをわざとシャボくしたセットがコミカルだった

小人が主人公というのが印象的だった

スクーターだったり、自分でペダルをこぐ自転車だったりする乗り物に2ケツする主人公達が良かった

ショボイ遊園地のアトラクションがバックで動いてる所で、人を待つ主人公達がシーン的に良かった

スティーヴ・ブシェミのヘンなパーマ頭のプロデューサーが、美人でスタイル抜群の愛人に「奥さんとSEXしなさい」と言われて去られるのがコミカルだった

防犯カメラのある資料室から、パンダの着ぐるみ着た主人公達4人がフィルムを盗み出すのがコミカルだった。監視カメラのモニターを見る警備員に女が話しかけて、警備員に監視モニターを見させないようにさせるのもコミカルだった

メキシコのトルティーヤの生地をこねている食堂のおばあちゃんが味があって良かった

メキシコでの、サンバを踊る女達や火を吹くパフォーマンスをする女がいたりするパーティーが良かった

生きていたピート・スモールズが、着陸したヘリに乗って飛び去って行くシーンが良かった

全般的に

途中居眠りして話が分からないし、登場人物も誰が誰か?分からなかったが、もう一度観直そうという気は起きなかった

こういうちょっと意味不明理解困難な作品を作るというのが、ジョン・カサヴェテスのニューヨークインディーズ映画の系譜なのかな?とボクは感じた作品