ネタばれ注意‼️

今日はボクの大好きなビクトル・エリセ監督の最新作「瞳をとじて」〔169分)を日比谷のTOHOシネマズシャンテに観に来ました🎞️

9時20分と朝早く、公開から1ヶ月以上経っているけれど、客席は半分弱くらい埋まり、思ったより人気があるなぁとボクは感じました🎞️

作品は会話でなくもっとシーン的に凄いシーンで楽しませてくれたら良かったのになとは感じましたが、それでもビクトル・エリセ監督の、時代遅れだけれど、映画を撮ってその映画を観客が映画館で観る事の奇跡を信じる心がジワーっと伝わってきて、映画館の大スクリーン大音響で集中して観れて良かったなとボクは感じました🎞️


以下は観た感想です🎞️

それでは良い映画を沢山観て良い人になって下さいね😉サヨナラ・サヨナラ・サヨナラ👋足立区一のお調子者f@


「瞳をとじて」〔監督ビクトル・エリセ 169分)

話の内容は、22年前、映画の撮影中に失踪した人気俳優とその友達で監督でもあった男の話

ガッツリとした長い会話が続く会話劇が主で、観ていて退屈だった

ミゲルのフリオについての回想で、土砂降りにあったフリオが、次の朝靴に入った水を靴を逆さにして出す演出が印象に残った

漁村に帰るミゲルが乗っている長距離移動バスが走る空撮シーンが印象に残った

漁村の仲間達とミゲルが、ギターを弾きながらボクの大好きな「リオ・ブラボー」〔監督ハワード・ホークス)の「ライフルと愛馬」を歌う演出が、ボクはとても嬉しかった

記憶を失ったフリオとミゲルが、タンゴの歌を一緒に歌ったり、一緒に施設の作業をしたり〔予告編でも出てきた風に翻る洗濯物のシーツの奥に、作業しているフリオとミゲルが見えてくる撮り口も良かった)、ひもを一緒に結びあったり、して心を通わせる演出が良かった

フリオと娘のアナの暗がりでの対面は、「ミツバチのささやき」のセルフリメイクだとボクは感じた

あれだけタバコをバカスカ吸っていたミゲルが、映写室ではフィルムが燃えやすいので禁煙とマックスに吸っていたタバコを取り上げられる演出が印象に残った

最後の映画内映画では、レヴィが娘の化粧を花の入った花瓶の水で落とす演出が良かった

最後のフリオの記憶が映画を観る事によってよみがえる奇跡を信じる演出は、時代遅れだけれど、映画を撮る事撮った映画を映画館で観客が観る事から生まれる映画の可能性奇跡をビクトル・エリセ監督が今でも信じているというようなビクトル・エリセ監督の映画に対する思いがジワーっと伝わってきて、観た後味がボクはとても良く、ボクの心にも映画の可能性奇跡を信じる心が芽生えた

全般的に

シーンで魅せず、会話劇が主なので、観ていて退屈だったが、最後のフリオの記憶をよみがえらせる為に映画を観せる、ビクトル・エリセ監督の、時代遅れだけれど、映画を撮る事撮った映画を観客が映画館で観る事の奇跡を信じる心がジワーっと伝わってきて、終わってみれば良い作品だったなとボクは感じた作品。映画館の大スクリーン大音響で集中して観れて良かった