「ブラック・スワン」(監督ダーレン・アロノフスキー 108分)

話の内容は、バレエ「白鳥の湖」の主人公として踊る為追い込まれた女がイカれてくる話

化粧して演出家を色仕掛けで落として、主人公の役をゲットしようとするのがエロかった

元看板ダンサーへの憧れ、母親とのドロドロの関係なんかがボク的に少し印象に残った

オナニーシーンがエロかった

クスリキメて、バーやクラブで男遊びするのがエロかった

レズビアンシーンもエロかった

最後どれが現実でどれが幻覚か?ゴチャゴチャな感じがボク的に印象に残った

最後のバレエを踊るシーンで、どうやってウブな主人公が欲望の象徴のブラック・スワンを踊れるようになるのか?楽しみにしていたが、化粧や衣装のケバさ、特殊映像で踊っている内に黒い羽が生える撮り口の力も借りて、主人公の変化を説得力のあるものにしていたのがボク的に少し良かった

全般的に

ボクはバレエの事は全く分からないので、バレエの踊りや演技がいいかどうか?というのは分からなかった

道具を手入れしたり、歩く後ろ姿を後からついてくるカメラで撮る撮り口は、「レスラー」でも使われた撮り口だったなぁと思い出した

現実と幻覚がゴチャゴチャした感じは、「レクイエム・フォー・ドリーム」を思い出した

ウブな女が欲望の象徴のブラック・スワンを踊る為追い込まれていく中で変わっていく感じは描けていたが、観た後はかなり気分が重くなりボク的には苦手に感じた作品