「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」(監督テリー・ギリアム 133分)

話の内容は、自分をドン・キホーテと思い込んでいるおじいちゃんの話

風車を巨人と思って突撃するエピソードを監督は好きなのだなとボクは感じた

ドン・キホーテの鎧着て槍持って馬に乗って歩くシーンは絵になるなとボクは感じた

宗教的な行列の行進も監督は好きなのだなとボクは感じた

風力発電の風車が何本も立っている山道をバイクで走る遠景のシーンがボク的に良かった

ドン・キホーテのおじいちゃんのトレーラーハウスが爆発炎上するシーン演出がボク的に印象に残った

警察のヘリから逃れる為にゴミ置き場のマットにアダム・ドライヴァーが隠れるシーンがボク的に印象に残った

不法移民の村で治療してもらう時に、アダム・ドライヴァーの夢のドン・キホーテの時代のエピソードを入れてくるのが話を分かりづらくしていた

アンジェリカ役のおネェちゃんジョアナ・リベイロがボク好みで可愛いかった

馬での一騎打ちシーンは良かったが、相手の騎士達がドン・キホーテのおじいちゃんの村人だったというのは演出的に無理があった

金貨が洞窟にバラバラと溢れたり、両目に金貨をはめこんだり、金貨がいい小道具になっているとボクは感じた

ウォッカ王の古城での仮装パーティーが、ダンスあり、大道具小道具の出し物や着飾った人たち炎などがあり観ていて楽しかった

ドン・キホーテが剣をアダム・ドライヴァーに託すと、今度はアダム・ドライヴァーが自分はドン・キホーテと思い込んで旅をするようになるというのが、騎士道精神がそうやって引き継がれていくみたいな感じを監督は出したかったのかな?とボクは感じた

最後夕陽に向かって馬とロバで歩いていくドン・キホーテのアダム・ドライヴァーとサンチョ・パンサのアンジェリカのラストシーンはボク的に良かった

全般的に

途中で寝てしまった。

もっと奇想天外な冒険譚を期待していたが、奇想天外さはそれ程無かった

現実と自分をドン・キホーテと思い込んでるおじいちゃんの妄想世界の境界が曖昧な感じも、話をややこしくしていた

又ドン・キホーテをボクは読んでいないので、ドン・キホーテのエピソードを知らないのも楽しめない理由かなぁとボクは感じた

ヘンテコな味わいはあるが、もっともっとたけもっとヘンテコな方がオモロかったのではないか?とボクは感じた。一つ一つのエピソードや撮り口にオモロいものはあったけれど、結局はおじいちゃんの妄想で現実に引き戻される演出は、妄想の奇想天外さヘンテコさを期待していたボクには期待ハズレだった作品。時間も長く感じた。テリー・ギリアム監督の作品はボクはやっぱり苦手だなと改めて感じた。テリー・ギリアム監督が何回も作るのに失敗しどうしても作りたかった「ドン・キホーテ」と言うので観たけれど。