「生活の設計」(監督エルンスト・ルビッチ 90分)

話の内容は、女だてら♪紳士協定♪(親友の2人共愛してしまった女と親友2人の3人がSEX無しの紳士協定を結ぶ話)

ジルダがトムとジョージの家に来る時に、トムとジョージは家の掃除や整理をするが、ジルダが座る為にジョージが椅子を移動させると椅子の下に掃き入れたゴミが露わになるのがコミカルだった

ベッドに横になるとホコリの煙が舞い上がるトムとジョージの汚い部屋が良かった

トムには厳しく接し、ジョージには優しく励ます、ジルダの2人への接し方のコントラストがコミカルだった 

トムが成功してイギリス行ってる間にジルダとジョージがデキてしまい、成功したトムが帰って来ると今度はジョージ不在のジョージの家でジルダとトムがデキるというのが、以前観た子供のボクには分からない大人な演出だと思った(ジルダが本当にどっちも愛していて選べないという感じが良かった)

トムとジョージ2人に置手紙を残し(ジョージは窓から捨てた手紙を急いで外へ取りに走るが、その手紙もトムと同様別れの手紙でガックリというのが良かった)ジルダが去った後、トムとジョージがやり切れなくて2人で仲良く乾杯して酒をかっくらうというのがコミカルだった

ジルダはトムとジョージどちらかを選べず2人の元を去り、勤めていた広告会社の社長マックスと結婚するが、ジルダは結婚式に送られてきたトムとジョージの二輪のチューリップで2人を思い出し(豪華な花々の中の二輪のチューリップのつぼみというのがシャレている)、広告依頼主にヘコヘコするマックスに嫌気がさしてマックスと別れ、迎えに来たトムとジョージと一緒に去っていく演出もとても良かった(ジルダがマックスと別れる事でマックスに未練は残るが会社の利益は上がり、仕事人間のマックスはジルダに押し切られる形でジルダと別れるというのが上手い演出だとボクは思った)

最後に又ジルダ・トム・ジョージで紳士協定を結ぶけど、又破られては結ばれ、又破られては結ばれの修羅場ドタバタが繰り返される感じがして、ボクは無茶苦茶面白いラストだと感じた

全般的に

学生時代映画館で観た時は、ゼルダがすぐデキちゃう事に嫌悪感があり面白さが全く分からなかったが、今観たら平気で紳士協定破ったり、2人と結婚せずマックスと結婚したりというストーリーが、逆にシャレていて大人な演出だとボクは思った

ミリアム・ホプキンスは、猫背なのは相変わらずボク好みではないが、とてもチャーミングで2人の男から愛されるというこの役柄に説得力があったとボクは思った

常識で考えたら、学生時代のボクのように「こんな酷い女サイテー」と思うだろうけれど、映画的にはアリどころかかえってオシャレでイケてるドタバタ恋愛劇で、ここまでいくと清々しささえ感じるスクリューボール・コメディの傑作と48歳のボクは観直して感じた作品