「未来のミライ」(監督 細田守 98分)
話の内容は、子育てから着想を得た安易なストーリー。
やけに空撮や遠景を撮りたがっているのが気になった
母親が子供の頃の、家の中をひっちゃかめっちゃかにする演出が印象に残った
子供目線の東京駅の、多くの人達が行き交い、色々なものが有り過ぎてとまどってしまう、子供心に怖い感じが印象に残った
馬やバイクに乗るレトロなカッコ良さのひいじいちゃんの若い時の声を福山雅治が演じているというのが通俗的だった
最後の家の樹木の説明も、説教臭く、なんだかなぁと思った
全般的に
細田守監督自身の「子供を持った」という実体験を基に出産・母の強さ・子育てを描いて成功した「おおかみこどもの雨と雪」の成功体験にまだしがみついているのかと呆れた。子を持つ事や子育てより他に語る事はないのか?と思った。「おおかみこども」はシングルマザーの子育てと「母親」の子育て子離れを描いているので多くの観客の共感を得て成功したが、「バケモノの子」の「父親」、この「未来のミライ」の「赤ちゃんの妹ができた男の子」には観客の共感は得られず、明らかに失敗作だとボクは思った。
細田守監督は初期はSFやネット世界を描くのが得意で、最新作「竜とそばかすの姫」もネット世界を描いた話らしいが、語る事もそんなに無さそうだし、語り方もそんなに上手くないし、「おおかみこどもの雨と雪」のような成功を再びするのは難しそうだとボクは思った。