「バケモノの子」(監督 細田守 118分)
話の内容は、バケモノに育てられた子が強くなる話
渋天街というバケモノの世界のバケモノの多様性や世界観は、「千と千尋の神隠し」の八百万の神の多様性やその世界観に遠く及ばなかった
師匠と弟子の関係が、絶えずいがみ合い、一方的に教えられるだけでなく、弟子も師匠に教える関係というのがボク的に良かった
格闘アクションシーンはありきたりでチャチかった。闘っている迫力もあまりなかった
最後は内面ドロドロが暴れて、観ていてキツかった。リアルな渋谷での巨大な黒い鯨の暴れっぷりが細田守監督の精一杯のムチャなアクションだとボクは思った。巨大な鯨の暴れ具合も、「もののけ姫」のでいたらぼっちぽかった
女の子(楓)が蓮の心の闇を静める時「大丈夫大丈夫」というのは「おおかみこどもの雨と雪」でも使われていて、細田守監督お気に入りの演出だと思った
熊徹と猪王山の対決の時の、スタジアムの真上から空撮で入って、スタジアム内のバケモノ達の歓声を撮るシーンは「テルマエ・ロマエⅡ」を思い起こさせた
全般的に
バケモノの世界の世界観、バケモノの多様性は「千と千尋の神隠し」の八百万の神の多様性や世界観に遠く及ばず、格闘アクションも迫力がなくありきたりで、最後は内面ドロドロが暴走し観客やファンを「ひかせて」しまった(「バケモノの子」の後の「未来のミライ」は「バケモノの子」に比べて興行収入が半減)
「鉄コン筋クリート」もそうだが、内面ドロドロの暴走以外語る事はないのか?と思う
声優では津川雅彦が独特の喋り方でボク的に良かった
「おおかみこどもの雨と雪」は母親を描いていたから多くの女性観客や女性ファンが共感したが、「バケモノの子」の父親の描き方では共感する人が少なかったのではないか?とボク的には思えたとても残念だった作品