「ビッグ・アイズ」(監督ティム・バートン 106分)
話の内容は、妻が描いた絵を夫が自分が描いた作品として売って大成功していたが、最後には裁判で妻が描いていた事が認められるという話
最初の50年代のキレイに芝生が刈られた郊外の住宅地のシーンがいかにもティム・バートンっぽかった(「シザーハンズ」の町を思い出した)
サンフランシスコの夜の路面電車のシーンと急勾配の坂に路駐している車のシーンが印象に残った
最初に絵を飾る音楽バーの雰囲気が良かった(楽器演奏の中に木琴or鉄琴があるのがなんか良かった)
絵をバカにした画商の画廊の方は閑古鳥で、通りを挟んだ向かいのキーン夫妻の画廊は大盛況というのが基本的な演出だった
スーパーで客やレジのおばちゃん達の目が「ビッグ・アイズ」の目に見えるシーンがチョット不気味で印象に残った
手前はマーガレットで深刻な顔(ライトも暗い)、奥は明るい日差しの中娘がプールの上をビニールボートで浮かんで遊んでいるショットが印象に残った(両者のコントラストが良かった。深刻なマーガレットと事情を知らず無邪気に遊んでいる娘)
夫が豪邸で妻と娘に危害を加えようと迫る時のプールの水面が揺れる影が壁に映る撮り口が、恐怖を増大させていて良かった
裁判所でのウォルターの情けない主張や言い訳がコミカルだった(自分はどんなに大物かをスター達とつきあった自慢話でアピールしたり、手が痛くて絵が描けないと言ったり)
最後はマーガレットの主張が認められスッキリした
全般的に
映画的なアクションやコミカルさ、面白味が無い題材で観るのを敬遠していたが、思っていたよりかはオモロかった
キャストではテレンス・スタンプが相変わらず威厳のあるキャラを演じていたのが良かった
何回も観たいとは思わないが、観て損はなかったとボク的には思えた作品