認知症の母と生活していて、大変なこともあるだろう。

 

しかし、ほんとに父は弱音をはかない。

 

驚くほどに。

 

5年以上前くらいに緑内障と白内障の手術を受けた父。

 

緑内障となったら、もしかしたら完全失明するかもとか

 

誰でも心配でネガティブ思考に陥りそうだけど

 

まったくそんな気配もなく、

 

むしろ手術後に病院から近かった家に泊まりに来たけど、

 

まったくいつもと変わらず普通な感じできた。

 

座ってるだけなら、見えないこともこっちが忘れちゃうくらい。

 

 

そもそも父はもともと片目がほぼ失明状態。

 

小さいころに屋根から落ちて頭と目を打って、それからずっと。

 

だけど、そういうネガティブ情報を一切発信しないから、ほぼほぼ片目失明なのは私も失念してた。

 

そういえばそうだったね、っていうくらい。

 

 

 

今はさすがに見えな過ぎて、聞こえな過ぎて、

 

本人があえてアピールはしないまでも必然的に分かってしまうのだけど、

 

 

たまにくる母の近況を伝える電話でも

 

「トイレが最近問題なくうまくいってる。」

 

「よく食べるよ」

 

と、なんて前向きなことばかり。

 

 

今よくても、治るわけではないし、これからどんななっちゃうんだろう・・・

 

って比較的私もポジティブ思考な方だけど、それでも考えてしまうのに。

 

 

まぁ色々性格に難はある父だけど、

 

そのポジティブ思考というか、ネガティブを持ち合わせていないところだけは見習いたいくらいだ