折しも 丁度 その日は母の日だった。
無事、母の希望だった海洋散骨を終えた。
母が希望していた散骨。
100%母の希望だし、母の希望通りにできた。
それなのに、なぜかものすごく悲しかった。
船上では、急にこみあげてくるものがあり、弟には具合が悪いかと思われ一瞬心配されたが・・・
その直後察してくれたが・・・
もう母はすでにいなくなっていたのだけど、
今回は本当にいなくなってしまったと感じた気がする。
ただ、私は散骨するためにパウダー状にしてもらったお骨を、
すこしだけ分骨してもらって、きれいな小さな小瓶に入れてもらって、手元に残した。
これはやっぱり重要だった。
少しでも母の一部があることが、お守りみたいに心を守ってくれている気がする。
これがなかったら、悲しみはもっと深かったかもしれないと・・・
海洋散骨では、高波で予定より1日遅れ、それが偶然にも母の日に重なり。
母のお骨と、花を海に投げ入れ
その後にはしばらくその場を周回してくれて、水面に浮くカーネーションがちらちらと映り
散骨前後はみんな比較的明るくしていたけど、
その時はみんな思い思いを胸に、静かに海面を見つめる そんな時間だった。
散骨業者のサービスはとても満足のいくもので、
みんな納得できる見送りができたと思う。
でも、 散骨で自然と一つになって、自然に帰れる なんて思っていたけど、
あんな大きな海原に・・・って思うと何か恐れというか、不安というか
そんな気持ちがふとよぎってしまう。
母の一部を置いてなかったら、ちょっと心をうまく保てないかもしれないと感じた。
そんな悲しすぎるセレモニーだった。
よっぽどの故人の思いがない限り、散骨はおすすめできないかも・・・
そもそも故人の思いがなければしないかもしれないが・・・



