陽だまりがそう言った
陽だまりが『もういい、充分だ』そう言った。
もう、私は休んでいいんだよね?
もう、挙げた拳を下ろしていいよんだよね?
もう、怒りに震えた、この声を、涙を
止めていいんだよね?
私は、ジャンヌダルクでも
マザー・テレサでも
ましてや、聖母マリアなどなれない。
陽だまりが『もういい、充分だ』そう言った。
私はこれから、陽だまりに帰る。
逢いたかったのに、一晩、我慢した。
限界だ。
私はこれから、陽だまりに帰る。
陽だまりの膝の上で目を細めながら
陽だまりに背中を撫でてもらって
たまに、
陽だまりの顔を見上げたり
陽だまりの笑い声に驚いたり
陽だまりの足元にまとわりつき
陽だまりに抱き上げられ、嬉しくて、頬を寄せ、のどを鳴らし、
陽だまりから離れぬよう、暮らしていく。
ヒダマリ?
モウ ワタシハ ダイジョウブ ダヨネ?