住んでいる地域の区議会議員さんが定期的に育児ママを招いて意見交換をしたり、

講師の方を招いてお話を聞いたりする機会があります。

 

 
去年の秋以来、娘を出産してから初めて参加したのですが、
今回は『幼児期の習い事』をテーマに、
育児や子供の教育コンサルタントをされている方のお話を聞きました。
 
 
よく冗談で『バルセロナFCに入れるためにサッカー習わせたい』と、
息子が産まれてボールで遊ぶようになってきた頃、サッカー好きな夫婦でよく話していました。
 
2歳を過ぎて、ぼんやりとどんなタイミングでどんなことを習わせようか考え始めるようになって。
 
やっぱり男の子だからスポーツはやらせたいな…
水泳や体操は体が強くなったり体幹が鍛えられるらしい…
 
 
ただ、
言葉や意思のコミュニケーションが出来てないのに「習わせる」のは、
単なる親のエゴになってしまわないのか?
とモヤモヤしていた時期にタイミングよく、講演会のお誘いがありました。
 
習い事に興味を持っていた夫と一緒に参加。
 
 
冒頭で講師の先生は、
「自分の子供に、”こうなって欲しい、こう育って欲しい!”という思いを持つ親御さんはいますか?」
と話を聞きに来た親たちに問いかけました。
その中で、ザ・セレブママっぽい女性が(嫌味っぽい…?笑)手を挙げ
「フィギュアスケーターかバレリーナになって欲しくて習わせようかと思って話を聞きに来ました!」
 
講師の先生は、
子供に親の希望を持たせるのははっきり言ってエゴです、押し付け。
 そういう親御さんは、今後もエゴに走りやすい傾向でしょう
と、セレブママをバッサリ…!!
 
我が子に対して、「健康で、警察のお世話にならない人間」でいてくれたら親としては満足です。
プラスとして、「相手の痛みの分かる、想いやりのある人間」になって欲しい。
(これらも先生の言う「エゴ」なんでしょうか)
息子を産んだ時から決めていて、それを頭に入れながら自分なりに育児しているつもり。
 
 
ただ、自分自身は習い事に小さなトラウマがあって、
小学生の頃の習い事はほぼ全て親が決めて、”通わされていた”ものでした。
とりあえず一通り満了まで通っていたものの、さぼりがちになったり、
宿題もしないで、ただなんとなくやっている…というだけで。
そのせいなだけではないけど、正直、わたしはあまり努力をしない、続かない人間です。
だから、余計に習い事にはシビアになってしまいます。
 
セレブママもわたしも、自分のようにはなってほしくないと、
「親が自分の幼少期にした失敗」を我が子に投影してしまうんでしょう。
親と子供の人生は違うんですよね。
 
でも、講師の先生の発言は実体験もあるので筋が通る反面、非常に楽観的で、
親子で楽しめれば、親が決めた習い事は決してダメではないんだ。
ということを、繰り返し言っていました。
 
だから、誰
 
 
ざっくり、聞いた話を箇条書きにしました。
 
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・集団の習い事(サッカーなどのチームスポーツとか)…コミュニケーション能力がつく

 

・通わせるタイミングは子供が興味を持ったとき→そのタイミングが能力が伸びるとき

 

・焦って幼少期から通わせる必要はない

 

・本人が嫌がらなければ親の気分転換のために通わせてもダメではない(幼少期)

 →例:子供の水泳教室に付き添い、他の子供のお母さんとのおしゃべりを楽しむ

 

・「こんな子供になってほしい」という気持ちのある親はエゴに走りやすい

 

・習い事によって能力をつけたり伸ばすことが大事ではなくいちばん大事なのはコミュニケーション

 

・未就学までは続かなくてもOK

 

・小学校からは続けさせる→子供の意思で決めさせる

 →そのときすぐに通わせるのではなく、3ヶ月待たせ3ヶ月後も同じ気持ちでいたら通わせてあげる

 

・(習わせるなら)女の子のバレエはオススメ(月謝など諸費用高いけど)

 →忍耐力や体幹が付く、姿勢が良くなる

 →発表会があるバレエ教室は一公演20万かかることも…

 

・事前見学や体験会は必須

 →このときに親の感覚で通わせる判断をしてOK→親の好印象な気持ちが子供に伝わり抵抗感が薄くなる

 

・【番外編】入学する小学校も見学へ行くのがオススメ

 

・習い事は1~2程度で家から近い方がいい(続かなくなる)

 

・級がでるもの(習字、そろばんなど)は目標ができるのでモチベーションがあがりやすい

 

・通い始めて先生などの悪口を言いだすときはだいたい習い事が嫌になってる

 →先生に相談してお稽古中の様子を聞いて判断する(ときには本当に先生に問題がることもあるけど)

 

・才能の見極めは小学校からで十分…興味や能力の仕分け能力が身についてくる

 「うちの子天才かも…才能あるかも…」は親の錯覚

 「うちの子これに興味ありそうだから通わせよう」→幼少の子供は基本何でも興味を持つ

 

・塾も小学校から…→先生は娘さんを塾に通わせたことはないらしい(高校受験の際の短期間のみ)

 

・ 先に情操・道徳を身につけさせる(スポーツなどを通じて忍耐力、集中力、コミュ力など)

 

・3歳くらいから通わせるのがいい 親子で楽しめるところ

 

・早いうちに習わせても幼少期は忘れるから意味ない

 

★楽しんで通っているか が一番大事!!!!!!

 

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(習い事検討されている方の参考になれば!!)
 
上述と重複する部分もあるけれど、重く考えすぎず軽々しく考えず、
純粋に日々の生活のちいさなイベントとして、そして遊びの延長として、
親子で向き合いながら、楽しめればいいのかなと思いました。